<ロシア>ポーランド大統領絶望か 搭乗機が着陸直前に墜落
4月10日17時45分配信 毎日新聞
【モスクワ大木俊治、ウィーン樋口直樹】ロシア西部スモレンスクで10日午前11時
(日本時間同日午後4時)ごろ、ポーランドのレフ・カチンスキ大統領(60)ら
同国政府要人が搭乗したツポレフ154型旅客機が墜落した。
タス通信などによると、乗員乗客87人全員が絶望視されており、大統領や同乗の
マリア夫人も死亡した模様だ。ロシア通信は、搭乗者数は132人だったと報じた。
同機は着陸直前にスモレンスクの空港付近で墜落したとみられる。
当時、付近は濃霧だったとの情報もある。
ロイター通信によると、ポーランド中央銀行総裁も搭乗していた。
カチンスキ大統領らは同日、スモレンスク州で予定されていた
「カチンの森事件」70年の追悼式典に出席するため現地に向かっていた。
第二次大戦中にポーランドの軍人ら2万人以上が当時のソ連秘密警察によって
虐殺された事件で、長年、ポーランドとロシアの政治対立の一因となっていた。
墜落機には、事件の犠牲者の遺族ら関係者が多数搭乗していた模様だ。
カチンスキ大統領は05年12月に就任。
「反ロシア派」として知られ、プーチン前政権としばしば対立していた。
プーチン露首相は8日に別途開かれたカチンの森追悼式典に
ポーランドのトゥスク首相と共に出席し、両国の関係改善を演出していた。
メドベージェフ露大統領は10日、プーチン首相を
トップとする墜落原因調査の政府委員会設置を命じた。
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最終更新:4月10日18時4分
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うぅむ、事故か、暗殺か、なんとなくJFKを凌ぐ、大事件のような気もする。
ポーランドのレフ・カチンスキ大統領と大統領の側近達が全て死亡すれば
ポーランドのトゥスク首相に、ポーランドの全ての実権が移される事になるのだろうか
元ソ連秘密警察のプーチンであり、トゥスク首相と共にカチンの森追悼式典に出席し
そこで密談が行われていたとしたならば・・・と言う、国家権力者の椅子を狙う陰謀を
描いた推理小説が一冊、上下巻、セットで書けてしまう訳であるが、事故である事を願い
犠牲となられ、亡くなられたポーランドの方々の、ご冥福を深くお祈りいたします。
おわり