留萌の人達は、真剣に「スナガレイ」に付加価値、商品価値を付ける為に動き出したようです。
「スナガレイ」と言えば、北海道の釣り人には馴染みのある、腹に黄色いラインが入った
一般的に釣れるカレイであるが、身が若干薄く、クロガシラと較べると、格下のカレイになるが
果たして、そんなに商品価値が低いのだろうか、ヒレに黒い筋のあるこれも一般的に釣れる
「カワガレイ」と較べると、どちらが商品価値としての格上となるのだろうか、その辺の細かな
ところまでの理由は分からないのであるが、「スナガレイ」に付加価値を付けようと留萌の人達が
料理方法などを考えたりと動いているので、おそらくは市場では、商品価値が低くい魚で
漁師の人も獲っても採算が合わず、困っているなどの理由があるのだろう。
「スナガレイ」も、表面がヌルヌルとした感じがあるし、一般の人が生で触るのは
少々抵抗がある魚と言えるのかも知れない、ホッケなどは皮がザラザラとしていて捌くのも
比較的楽であろうし、ヌルヌル感もあまりなくて、料理する人からは好まれるのかも知れない。
特に小さくて身の薄い「スナカレイ」の場合には、3枚におろすのは至難の業であるから
その侭、唐揚げにしてしまう事が多く、料理方法が限定されてしまうのも、頷ける気がする。
ならば「うぐい」はどうかと考えた場合には、触ってもさほどヌルヌル感はないが
鱗が小さく細かな事から、触った感じはあまり良いものではないが、岩魚やヤマベ鮎などと
ほぼ触った感じは同じ様であるし、嫌われる要素はなさそうではあるが、「うぐい」の皮には
独特の臭いがあるので、釣り人達は手が「うぐい」臭くなる事を嫌って、釣っても手では
触りたがらない事実もあるが、どんな魚でも生臭い訳で、「うぐい」の生臭さが
鼻を摘むような特別に強烈な臭いではないので、これも又、潜在意識と言うものなのだろう。
いずれにしても、ガンジが掛かるよりは、絶対にマシな訳であり、ハリスにガンジがグルグルと
巻き付かれてしまうと、さすがの私でも一瞬、後に身体を引いてしまう訳であるが
針を呑み込まれていたら、足で踏み付けて、ガンジではなく私が、グェ~ッと声を上げながら
針外しを使って必死になって、針を外す訳であるが、針を外すと途端に、またクネクネの
グルグルをするのでキモ~ッと言いながら、足でキックキックと蹴飛ばして、海にドボン
強制リリースをして上げる時があるが、おそらく、多くの釣り人も同じ事をしていると思う。
ガンジにも人権を!、基、魚権を!と叫ぶ人も、きっとあの強烈な力で、グルグルとする
攻撃に遭えば、恐るべしガンジと声を上げて、まるで、無関係な者の顔をして
その場から退散して消え失せてしまう事だろう。
だが、あのキモイ、ガンジも漁師さんの話によると、干物やみそ汁にすると美味いと言うし
「うぐい」に継ぐ、北海道の眠れる食材なのかも知れないが、今はそっとして置く事にしよう。
今はまだ、起こすな、ガンジなのである。
話はガンジではなく、「うぐい」である、早く「うぐい」を起こさなくてはいけない
道南の「スナガレイ」との一騎打ちと言うよりも、二人三脚で歩み、北海道の優秀な食材として
本州で市民権を得られるように、庶民の魚、食材としてその地位を確立し、安定した価格と
安価で流通させる為に、気合いを入れて頑張らなくてはならないのだろう。
うぐいプロジェクトは、つづく