寒さに弱いのは電池だけではない、人間だって寒さに弱い
バッテリー100%で動く自動車は、やはり、寒冷地には難しそうである
車内暖房用のヒーターが特に問題になりそうで、氷点下20度の極寒の峠の途中や
車の通行が少ない山道などで、バッテリー切れになれば致命的な事が起きてしまう
吹雪の夜に、雪に埋もれてエンジンを掛けっぱなしで、救出を待ち車内で寝込み
排気ガスが車内に流れ込み、一酸化炭素中毒で御陀仏になる事故もあるのだが
エンジンさえ動いていれば、まめに排気口が塞がらないように除雪をし
注意さえしていれば、寒さからだけは逃れられるが、100%バッテリーに
依存している自動車では、そうはいかないので、冬の寒冷地では注意が必要なのだろう。
寒冷地向けのバッテリー100%の自動車を製作するには、車内暖房を重視しなくては
商品化するのは無理なのであろうし、ヒートポンプ式のコンプレッサーを回すにしても
相当なエネルギーが喰われる、電熱線ヒーターならもっと電気が喰われる
走行用の電気エネルギーが暖房に多く回されると、走行距離は当然短くなり
容量の大きなバッテリーを積めば、充電の消費電流も充電時間も長くなり
大型のバッテリーの重量も低燃費の足枷になってしまう事だろう。
やはり寒冷地の自動車は、内燃機関を積んだ、発電と充電とを繰り返す
ハイブリット形式の方が、内燃機で温められる冷却水もあり、理想的なのであろう。
そこで、内燃機はやはり水素系の燃料を使った低燃費、低公害のエンジンが必要になり
発電機も効率の良い、回転エネルギーに喰われる負荷が少ない、フェザーでタッチしても
グルグルと回るような、鬼のような超高性能(テラ級)発電機の開発が求められる。
発電機のシャフト、軸受けの抵抗を極限に落とすシステムの研究と技術
ネオジムを超える永久磁石、新しい発電システムの構築、常温での超伝導導線
LEDランプの低電流消費と高照度化、低価格でフレキシブルな太陽電池
気中の物質から新たなエネルギーを取り入れられる新技術
新に開発研究を進める事ばかりであり、その予算をどうするかと考えると
やはり、軍事費の削減と、議員公務員の報酬の削減と、退職金の大幅な減額など
国、国家を守るべき者達が、身を切ってでも研究開発を進めなくては成らず
日本国政府が全ての指揮を執り、業者、研究機関が、特許を取り価格を吊り上げ
市場を牛耳る仕組みをなくし、素早く一般庶民に普及する方向で動かなければ
いつまでも、二酸化炭素の削減は、実行力の薄い、机上の空論に違い状態の
取り敢えずやってますからの様な、動きで終わってしまうのだろう。
おわり