【とうきび】別名トウモロコシとも言う。
北海道では、「とうきび」は、「とうきび」であり、「とうきび」以外の
なにものでもないのは、絶対の絶対に確かなのである。
冷凍「とうきび」は、牛や馬が食べるサイレージと同種の物であり
北海道の人間であれば、跨いで通ってしまう程の邪道な食べ物ではあるが
どうしても「とうきび」が食べたい、都会からの観光客を目当てにして
本当に仕方なく「とうきび」との名称で売ってしまっている現実がある。
いわば、なんちゃって「とうきび」を「とうきび」の本物として売っている訳だが
本州の人にはとても人気があり、美味い美味いと頬張っている姿が、とても嬉しいのである。
冷凍食品を影で温めて出している、なんちゃって料理店と同様の行為ではあるが
騙す意志がない善意の行為を、どうか許していただければ有り難いのである。
結果的には客を騙しているような違和感は残るが、旬の時期には生の「とうきび」に
入れ替えられ、相場は1本300円で売られているから、旬の時期を狙って
是非とも、本物の「とうきび」を味わって頂きたいのである。
美味しそうな「トウモロコシ」ではなく、あくまでも「とうきび」なのであり
その「とうきび」を「トウモロコシ」と呼ぶと田舎者と間違われるので
是非とも観光客の皆様は、呼び方に注意をして頂きたいのである。
なことはない、北海道の人達は基本的に優しい人が多くて、ニコニコと笑顔で
美味しそうな「とうきび」でしょとさりげなく、呼び方の是正する訳だが
どうもその真意が伝わらず、北海道の「トウモロコシ」はやっぱり美味しいねと
悪気はないのだろうが、頑なに言い続けている人を見かける事があるが
もう、そうなったらお手上げで、参ってしまうだけなのであります。
そそ、ナーベラ君とゴーヤ君に騙されて、熱く焼けた砂浜に寝かされた
北海道出身のとうきび君は、最後にはポップコーンにされてしまった訳だが
普通の「とうきび」は、ポップコーンにはならないのであり、サンボとトラが
一本の木のまわりをグルグルと回って、最後にはトラがバターになってしまう確立よりも
だんぜんにその可能性は低く、カマンベールチーズを覆う白い物質をみて
カビが生えていたから捨てましたと、店長に誇らしげに報告をしている
店思いのアルバイト店員の存在よりも確立が低く、「とうきび」の一列を先に食べ
下の歯で5個から6個を上手に救い取りながら、食べる事が出来る人なら
やはり、グルクンの唐揚げを食べたくなるのは、久間じゃないけれど、しょうがない
だから、星砂の砂浜は、絶対に良い訳であり、墓場観光は悲しくなるから嫌な訳であり
涙が溢れるから、白百合よりも、野に咲く、ブーゲンビリアが好きなのであり
象の檻と呼ばれる施設など、なくなってしまえば良いのにと、強く思う訳なのであります。
北海道に来たら「とうきび」と呼んで下さいね。
みなさん よろしく
おわり