札束をちらつかせ、金を欲しがる人の心を動かして、相手の金が欲しいと言う弱味に付け込み
票や仕事や商品代金を、値切り買い取る醜い行為は、値切り買い取る方にしてみれば
本当に気持ちの良い行為なのでありましょう。
だけど、その行為の裏を返せば、自分が他人に同じ事をやられている行為だと
深く考え気付く者が極端に少なく、現在の日本国の社会を創っているのでありましょう。
労働の対価は経営者に握られ、言い成りに動かされ、自らの身を削り収入を減らしながら
辛うじて生活をしているその苦しさや、血と汗が滲む苦労などを、生計を共にしていない
家族である事を良い事に、値切りや買い叩きを他人に押し付ける事で、まるで憂さ晴らしを
するかの如く、ニコニコと笑顔を浮かべて、満足を得ている姿は鬼の諸行なのであり
多くの人々に、感謝の気持ちも、有り難さもない、その買い叩いた製品や仕事の影にある
同じ国の国民労働者の、姿も顔も浮かばない、なんでも安くて当たり前的な、醜い社会を
創り上げてしまったのでありましょう。
高ければそれで良いのではなく、労働とその対価は守られなくてはいけないのであり
捨てる分を見込んで高く売り付ける、ヨシタケ商法は、利益追従に媚びた悪意に満ちた
人間の醜さを丸出しにした遣り方ですが、そうではなく、大量に作る事が出来ないのならば
それだけ自身のある商品ならば、出来上がりを待たせ、手から手に渡すべきであり
そこから価値が生まれるのではないかと、ヨシタケに一喝したいのであります。
オープン価格表示が増えた定価なき販売方法にも、人々を騙して売る大きな問題点があり
そもそも原価も労働の対価も存在する製品に、定価も付けられないなどとは絶対に
有り得ないのであると、日本国民は早く気付くべきなのであり、定価は労働者を守り
消費者を守る、神社で頂いたお守りなのであると、他人の損を期待して、損得勘定を
先に出すのではなく、自らの生活を守るものとして、自覚をするべきなのである。
金は天下の回りもの、製品価格も仕事の対価も同じである事に、早く気付かなくては
いつまで経っても、薄利多売の経営者に、労働の対価を握られ続けて
金を持っている者に、ヘイコラする人間だけが、常に勝ち組であり続ける
格差社会が続き行き、貧乏人はいつまで経っても貧乏人、議員一家はいつまで経っても
議員一家であり続けるような、馬鹿馬鹿しい日本国としてあり続けるのでありましょう。
普通であれば、今回の奥田の発言で、トヨタの社員達は奥田の襟首を捕まえて
人を人とも思っていない、年金を盗み取られた国民や、老人達の苦しんでいる姿に対して
その様な発言をする、鬼畜生の心の貴様、奥田などにはつかわれたくないと
労働組合から声が挙がり、一斉に、ストライキに突入する筈であろうが
まったく、そんな動きすらない日本国の現状は、人の心を失った労働組合と
国民の末期が進んだ地獄の一丁目駅に、到着した状況なのでありましょう。
平和的憲法で動かされている、集団的自衛権も、人殺しを支援しているのですから
何もかも、自分だけ良ければそれで良い国になってしまった、悲しい実体だけが
存在している日本国国家なのでありましょう。
貴方のしていることは、貴方以外の人もしていること、鏡に映してご覧なさい。
それを、諸行無常の因果と言うらしいですね。