不正の事実を知りながら、訴訟を起こせずにジタンダ踏んでいる
我慢を重ねている民衆は随分と多いこの世の中でありましょうね。
そんな中、印紙代だけで訴訟を起こせる人達がとても羨ましいです。
どんな人達かと言えば、弁護士が動かす正義、市民オンブズマンの様な
公的機関、議員役人を懲らしめる、国民市民が力強く感じてしまう
正義の味方って感じの人達の行動です。
一般庶民は、不正の事実を知ったとしても、訴訟を起こす費用を捻出する事や
その者達に嫌がらせをされるのではないかと、大きく気持が引いてしまいます。
国民裁判員制度の様な制度を創るよりも先に、議員や役所や公務員達に
不正の事実があれば、ほんと気軽に不正の事実を告発が出来て、立件が出来るかを
誠実に調査してくれる期間が欲しいものです。
そんな制度を創ったならば、おまんまの食い上げであると政治家や役所
公務員達は反対の声を強く上げるのでしょうが、その様な機関や組織を
国民達が創らなかったから、今のように政治家も公務員も、バレなければ
何をやっても良いのだと、のさばり始めてしまったのでありましょうね。
議員や公務員達の不正の事実を暴こうとして、訴訟を起こしたいと思い立ち
市民国民に顔も売れていない、名も聞いたこともない者が、街頭で資金集めの為に
募金運動をしていたならば、これだけ人々の善意の心を喰い物にしている
悪質な詐欺事件が横行している世の中ですから、人々は胡散臭いと奴だと疑いの目で
見ることでしょうし、資金を集めている間に、不正を行っている者達は告発や摘発を恐れ
様々な権力を使い、あらゆる手段で妨害活動をしてくるでしょうし、社会的な信用を
落とそうと、怪文書なども撒かれる恐れもあるでしょう。
法律のプロを自腹で雇えば、長期戦に持ち込まれて、弁護士に支払う報酬で
破産宣告をしなければ成らない状況にも、今の現状の景気の悪さに感じてしまいますし
正に、起こす起こさないの葛藤、ジレンマに陥ってしまうのでありましょう。
人の心は、常に損得勘定で動かされますので、最終的にはなんで俺が
なんで私が、私費で、他人を助けないといけないのだ、訴訟を起こして
誰が徳をするのかなどの、正義と金が両天秤の皿の上に乗せられて
その結果の多くは、何もせずにその人だけが握る不正の事実も、闇に葬られ
世の中から消えてしまうのでありましょう。
公的機関で働く犯罪者を、一人召し捕ったら、報奨金が100万円とか
国賊狩りをすれば、日本国も少しは綺麗になるのかも知れませんが
議員や公務員達は、大きな声で反発するでしょうね。
それが世の中なのだから、久間じゃないけれど、しょうがないのでしょうね。