子供のように地面を眺め | 十勝・帯広を洗濯いたし申し候

十勝・帯広を洗濯いたし申し候

Yahooの勝手な事情からの移民です。トホホ

いちごの花が咲いている
初夏の花が咲いている

もう枯れてしまった花もある
小さなイチゴの赤ちゃんも
ちょこんと顔を出している

もうじき真っ赤な顔をして
ミルクを欲しがって
エンエンと泣き出すに違いない

悪そう男が近づいて来るよ
気を付けてね

ほらほらコンデンスミルクだよ
甘い甘いミルクだよって
顔に似合わない
とても優しい声で
あと一週間もしたら
近づいて来るはずだよ

いっぱい飲むんだよ
ほらほらと言いながら
皿の中に一人落としては
あやしながら
お口の中にパクリッ

今度は誰にしようかな
悪そうな顔をして選びだすんだ
キュッと口を尖らせてね

今年もありがとうと言えるかな
甘酸っぱくて懐かしい昔
初夏の味をありがとうってね


蟻が何かを運んでいる
行列を作って運んでいる
蟻は本当に働き者で頭が下がる
一生懸命に運んでる
凄いパワーで運んでる

昨日かあさんが言っていた
蟻に砂糖を食べられたと
真っ赤な顔をして怒ってた
砂糖の入れ物が
ごま塩に見えると言っていた

もしかして蟻のこの荷物
フマキラーの顆粒が
プラスチックのケース入ってる
巣穴まで運ばせて
巣ごと根刮ぎを狙う
あのありゴロしの粒なのかな

ゾロゾロ同じ荷物を運んでる
蟻も知らない
僕も知らない
誰も真実を知らない荷物

ごめんね知らなくて
知っているのはかあさんだけ
根刮ぎを狙っていたら怖いね

悪さをするから嫌われるんだ
人間に恨まれたら怖いんだよ
なんでも壊しちゃうんだ
人間の身勝てさを
蟻たちは知らないんだ

蟻は列を作って運んでいる
せっせせっせと運んでる

ちょっと涼しい風が吹いてきたね
もうすぐご飯かな