社会の中で揉まれた経験のない、机上論だけで成功すると結論を
直ぐに出してしまう、お偉い大學の先生や、誰それと名の売れた有名人や
人を騙して財を成した様な成り上がり、親の七光りで守られた様な
坊ちゃん嬢ちゃん達から出る、普通の再建案では何をやっても無理なのだろう。
あのでっかな市立病院の病室を、出来るだけ金を掛けないように改修し
近くに身寄りもいない、赤平に住む高齢の独居老人を、無料で収容が出来る
老人施設に変えて、老人達のいま受け取っている年金平均額を基準に
最低限施設を維持管理が出来る、最低の経費を計算して、その金額以下で
老人達の食事の支度や世話が出来る、権力者や財力者がトップに居座らない
普通の赤平市民からなる、市民が立ち上げた企業に、老人施設運営を任せて
介護や日常の世話などのノウハウを、十分に蓄積した時点で、都心に住む老人達を
受け入れる方向、次のステップへ移る。
医療設備も充実した老人施設は、持病を持つ老人には魅力的でもあり
患者が増えれば、医者も当然な事に魅力を感じる筈である。
赤字だから縮小すれば何とかなる的な考えは、結局のところ、責任を放棄した
無責任な者達が起こす行動であり、現在迄の赤字額を完全に市民に押し付けて
逃げているだけの、無責任極まりない者達の考えなのであろう。
病院建設に賛成票を投じた者も含まれるが、儲かるだろう維持できるだろう
だろう、だろうな打算的な考えで、企画計画を進めた市長や市議会議員達
彼らからのお零れで潤った土木建設会社、医療機器納入業者等々は
その者達が創っただろう、蓄積され押し付けた赤字額の全額を、均等に配分し
弁済させるのが、当然の事であると思うのだが、赤字を押し付けられた側の
肝心の赤平市民は、ただ黙った侭で、輩達に対し責任追及もしない侭で
ぽかんと口を空いているだけの、情けない姿を見ていると、なんでそんな市民を
我々の道税で助けなくてはならないの、見たいな、冷めた心が出て来てしまう。
赤平市が夕張市のように財政破綻すれば、自らが手にする退職金が減るからと
スタコラサッサと病院を辞めてしまう、心が全く醜い鬼畜のような
公務員として雇われている、「看護士」や「医者」が漫然と働いていた
そんな、人の心もない者達が集う病院なのだから、野口英世もナイチンゲール憲章も
金で買われた金の亡者達の、単なる住処になっていた訳であり、病に苦しむ病人が
例えいたとしても、あっさりと斬り捨てられてしまう、現況があるのだろう。
人の優しさや心を失いながら、単なる金儲けの場としての病院があり
儲かる患者、儲からない患者を、選別してしまう意識が当然のように生まれ
それに媚び維持運営していたのだから、そんな施設は赤字になるのは当然で
市立赤平病院を訪れる患者が減ったのではなく、あんな病院には行きたくない
そんな感情が市民の心に密かに生まれ、やがて病院を見切り
病院には行かなくなった患者も多いのだろう。
病人が病院を訪れず治療を受けなければ、やがては危篤になり死ぬ訳で
本当に病状が悪い患者達が、市立赤平病院を訪れていたとしたならば
来なくなった病人が次々に倒れ、赤平市の中は、弔いが多い所であると
評判が立ち、社会問題になる筈だと思うのだけど、それもなく平穏である
やはり他の病院に、医者に掛からなくてはならない患者達が流れたのか
病院に掛かるほどの、さほど重病の患者などは初めから、数はいなかったのか
地位や名誉、金儲けの事ばかりを考えている医者、楽をして高額な報酬を貰いたい
公務員看護士、大學や役所と癒着し富を分配している、製薬会社や医療機器業者
そんな輩達に、天国の場所を提供し続け、天国の場所を築かせ住まわせ続け
それでも足りぬと、甘い汁を流し続ける樹木を植えていた、裏切り続けられていた
国民の相互の援助の心、輩達は人の優しさ慈悲すらも踏みにじり、政財界に富を与え続け
聖域として置かれた、保健医療制度がも今、正に、甘い汁を流す木が斧で切り倒され
医療関係者は、慌てふためきパニックを起こしているのだろう。
病院が必要だと叫び、権力者達のその言葉に乗り、もう建ててしまったからには
今更になって泣き言を言っても始まらない訳であり、建てた時に不正があれば
その不正の事実を証拠として突き付けて、公共を私物化した悪意に因って
人々を苦しめる結果に導いた者達を、情けも容赦もない鬼の心で糾弾し
その者達が公金からせしめた資産を、全て没収し差し押さえて、弁済させるなど
真剣に取り組まなければ駄目であり、負の施設を市民に利益をもたらす物に変えて
自分達の汗と労働で、再建策を進めなくてはならないのだろう。
老人介護に疲れた都会の家族の手助けにもなり、市立病院で働く市民の雇用の場ともなり
市民の現在の収入よりも、少しでも多くなれば、市の税収も上がり
赤平市の活性化に向けた、金の流れも生まれ始めて、人々の心も徐々に明るさを
取り戻しながら、赤平市を少しでも良くしようとする心は、その中から更なる向上心を
生み育てながら、再び財力者や権力者が現れ、市民を誑かし騙しに来るだろうが
人々を誑かしその中から生まれる金を、我が物にしようと企みむ者達の
手口はすっかりと分かっているのだから、もう騙されることはないだろう。
都会生活に疲れているような、団塊の世代などから入所予約を集めたり
0+0がやがては、1となり、事業を維持して行けるように発展すれば
多くの老人や病人を助けられ、優しい心を持つ助けるために集まる人達も増え
人が増えれば待ちも賑わい明るくなり、未来につながる夢があれば
若者達も赤平市から離れずに、残る者達も増える事でしょう。
互いに力を合わせながら、それがどんなに大きくなろうとも、大きな利益を求めずに
維持して行くだけの細々とした営みに、常に公平に平等に平穏に、皆が生活を営めて
暮らして行ける町は、どんなに財政が豊かな町よりも、素晴らしい町になる事は
今の都会の姿を見ていれば、言うまでの事はありませんね。