優しい心の動き(一片の詩) | 十勝・帯広を洗濯いたし申し候

十勝・帯広を洗濯いたし申し候

Yahooの勝手な事情からの移民です。トホホ

こんな所で転んでいたんだね
後ろを振り向いて良かったよ
一人だけ進んでゴールしていたら
後で悲しくなるところだったよ

怪我はないかい
痛いところはないかい
自分で立てるかい

目から涙が出ているよ
痛かったのかい
転んで悔しいのかい

置いて行かれると思ったのかい
流れ出る涙が止まらないね
大丈夫さ
置いてなんか行かないよ

ハンカチを持っているのかい
僕のハンカチを貸そうか
汚れたって構わないよ

砂埃などで顔が汚れるから
涙を拭いた方が良いと思うよ

涙を拭かなくても良いのかい
拭かなくても良いけれど
涙の理由だけは知りたいな

どうしてって
それは一緒に歩いて行くのには
一緒に歩く人の気持を知らないと
仲良く歩いて行けないから
 
ゴールは遠いから
そろそろ立ち上がって
歩いて行かないと

歩いてゴールを目指すなら
置いてきぼりにしないよ
おんぶして連れて行けるけど
自分の足で歩かないと
やっぱり自分で歩き切ったと言う
心から湧いて出てくる
達成感がないだろうから

一人で立て歩けるかい
肩を貸してあげるかい
また転んだなら
声を大きく出して呼べば良いさ

一人で立てないならば
僕の手に掴まって立てば良いさ

一緒に歩いて行くのだから
なにも遠慮なんていらないよ
どこまでも一緒に歩こう

月もない道も見えない
真っ暗闇の夜になったなら
先を急いで闇雲に動かずに
道が見える時まで
一緒に手を繋いで待っていよう

ずうっと一緒だよ
どこまでも どこまでも