初めは、何処かの誰かが、その場所を最初に見付け、一人で楽しみながら満足を
得ていたけれど、一人で見ているだけでは勿体ないと感じては、一人二人と
仲間を連れて来ては、どうだ俺が私が見付けた所だと、少し自慢げに魅せながら
誰も自然は壊さないだろうと安易な考えは、内緒にされない侭のその場所は
友は、またその友を連れて来て、自慢げに語りながら、どうだスゴイベと自慢して
またその友は、新しい友を連れて来ては、なんか、核反応のような連鎖が起きながら
ワッサワッサと笹藪を踏み付けて、邪魔な木を切り倒し、芽が出たばかりの樹木の芽を
高級そうな革靴で踏み付けながら、あめ玉の包み紙もなに喰わぬ顔して放り投げ
すげぇな、自然は素晴らしいなと、山に向かってヤッホーなんか言っちゃって
どんどんと人が大勢集まりだしたら止まらない、人の集まる所には商売が顔を出し
携帯電話が繋がらないと、緊急の時に困るとか、人間様のお通りだい人の命は大切だから
あすこの木を切り倒し、人間様の為に無線塔を建てるべし、人間様の命は何よりも大切
異議のある者は申し出たまえ、などと言う、自然と言うものを完全に無視した
次元の低い論議がされているらしい。
連絡もとれない場所に完全に隔離された時の、心細い気持は痛いほどに分かるけど
自然の中に自らが入り込む時には、それなりの覚悟が必要であり
鹿や熊が沢や崖から転落しても、誰も助けてはくれないのとまったく同じであり
100%を自分の力と知恵で乗り切る為に、ケガをしないため、道に迷わないため
緊急時に備えた着替えや装備などを、よっこらしょと背中に背負うべきであり
それでも、尚かつ、自然の中には回避が出来ない様々な危険が潜んでいる
人間を動物として受け入れ厳しく優しく包み込みながら、雨を降らし霧を出し
陽光に虹を掛けたり、ダイアモンドダストで柱を創ったり
自らが動ける力がなくなった時に、本当の自然に包まれている事を感じ
それは恐怖でもあり、目を瞑らせてしまう、遙かな安らぎでもあり
生きる事に執着する、必ず助かると信じながら力を振り絞り
自然に対して勇気を奮えば、助かる事もあるけれど
人間という者は弱いもので、弱きの風が心の中に吹き込むと
早く楽になりたいと、目を瞑って諦めてしまえば、自然とはなんとも優しく
背を叩きながら、子守歌を歌って永(とわ)久の眠りに・・・
地球上に人間という生物が生まれなければ、この地球は大きく違っていただろう
だが、生まれてしまったのだから、しょうがない
自然と共存共栄の道を歩むしかないのであり、人間が一番偉いのだと
奢って生きていてはもうダメなのだろう。
人が集まり商売が盛んになれば、その場所に住み込む者も現れながら
もっと人が集まるように、広い道が付けられ、誰でも気軽に来られるように
真っ黒なアスファルトが敷かれ、ハイヒールのお嬢さん迄も迎入れるだろう。
自然を見るための観光があり、自然を魅せる観光があり
見る方と見せる方との、満足感が程良く融合すれば良いように思えるが
人間の欲は深いもので、全てのものを独り占めにしたくなる者も現れて
そんな者を寄せ付けず、食い止める為に国立公園が創られて
それでも尚かつ、自然からの金の成る木、利権を得たいが為に
法律を曲げ別荘を建てさせたり、国の持ち物である、偽の焼き印まで作り出し
盗伐と言う重罪を犯し、山の木々を好き勝手に切り倒し売り払い
多額の利益をせしめていた、鬼畜とも言える不埒な輩達もいる始末
しかも、役人もグルだったらしい。
なんだか書いている内に 何を言いたいのか 分からなくなった
エコエコアザラクと言う地球を救う呪文を、誰が誰に授け行くのだろうか
いつ誰が、自らの呪文を創り出し、憶え実行して行くのか
なんか、その辺が、重大な問題なのであろう。
核兵器廃絶と言いながら、核の傘をかぶる国にベッタリとくっっいて
何が世界平和だ、防衛予算の削減だ
北に住むチョンにピカドンを打ち込まれたって、しょうがないと
あっさりと久間に言われて終わりだろう。
あの防衛予算の半分も、国民の生活の為に回して頂ければ
おにぎりが食べたいと言いながら死んで逝ったあの人も
死なずに済んだのかも知れないと、多くの国民達は思っている筈だけど
軍備費で、懐を肥やしている輩の言う事に、逆らえずに
そうでゲスねとか囃し立てている、赤シャツに野太鼓の様な
愚かな国民も大勢いる国なのだから、誰が死んでもしょうがないのか・・
せめて、今生きている子供達に、大人達は力を合わせて
将来の夢を持たせられる国にして行かなくてはならない
子供は国家の宝なのだから、もっと大切にしなくてはならない
青瓢箪のガリ勉君をこれからも育てて行けば、今と同じ様な大人達が増え
自費の心や思い遣りが希薄な、自分だけが良ければそれで良い的な
現実主義の自己中が、どんどん増え続けて行くばかりだろう
たかだか少しぐらいの学力低下がなんぼのもんじゃい
学力の低下は、携帯電話の影響が大きいと気付かない
馬鹿な政治家や教育者ばかりで、本当にお粗末な国である。
あら 自然の話が 自然に消えている
ごめんなさい