「小沢一郎」と書いただけで、人々が遠ざかってしまうなどとは思ってもいなかった。
なんて評判の悪い人なのだろう。下手な 虫除けスプレーよりも効力があると実感した。
今日は陽が暮れる前から一段と冷えている。
後数ヶ月もすれば全てを凍らせてしまう厳冬期に入り
辺り一面が真っ白な世界が広がり、山の中でじっとしていると
何処からか心を寂しくさせる、あの凍劣の音が鳴り響くのだろう。
日本国中のなにもかものインチキが、今頃になって世に這い出している。
インチキを無くしましょう、悪い輩達を排除しましょう。
そんな掛け声を発していた議員や公務員ですら、インチキに身を埋め
インチキ米国のインチキに乗り、インチキな給油を続け、インチキな情報を元に
インチキ大統領のインチキな演説は力を得て、インチキな国家は米国民を引き連れて
インチキの正義と自由を掲げながら、イラクの民達を殺害し始めたのだろう。
インチキ鶏、インチキ赤福、世の中のなにもかものインチキが這い出して
人々の心を全て映し出す鏡となりながら、おいこらインチキ野郎と声を掛ければ
皆が振り向くインチキが蔓延してしまった世の中は、なんとも虚しく悲しく情けなく
でもまだ、インチキがインチキであると思えるのが、まだ唯一の救いなのかも知れない。
多くの日本人が、インチキがインチキと感じなくなってしまった時
人々の心と正義は、全て全滅し、なにもかもの誠実は、死に絶え
日本国が消えて無くなってしまう時なのだろう。