自らの間違いや失敗があり、自らを守りたいが一心で、その責任も執らず、その者の持つ
権力に乗じながら、我が儘を言える立場を有効に利用し、自らの欲望を満たすために
平気で人を裏切っても、罪の意識もなく全く悪気もなく、平然としている人間は
いずれは、誰も寄り付かない独りぼっちの孤独を味わい、人を集めようとして
人が興味を引くうまい話を並べたり、嘘八百を言ったり、金を見せびらかして
人を呼び寄せる様な寂しい老人に成り果てるのだろう。
欲望が満ちている身内や子孫達は、財産目的で集まり、そして、他人達は金や利益や利権などを
目当てに、一時期は集まって来るだろうけれども、いつまでも実行されない嘘や
金を見せびらかすだけで、何一つ利益を与えてくれない、強欲な者だと気が付けば
人の心は冷たいもので、金の切れ目が縁の切れ目みたいに、一人二人と去って行ってしまい
人々が去られたら寂しいからと、その者達を引き留める為に、金を使えば良いものを
もったいぶって使わないだろうから、生命のロウソクの火が消えた最後には
その宝物は、墓にも持って行かれず全てを失い、あの時に、人の役に立つ事に
使えば良かったなっと、酷く後悔を残して逝ってしまうのでしょう。
欲望を顕わにして人と付き合うのではなく、自分が助けられたならば、感謝を忘れず
自分の失敗を誰かが助けてくれたならば、今度は自分が助けれる様に気を配りながら
自分は偉いから、何々をして貰うのが当たり前的な態度で居ると、いずれは誰も
助けてくれなくなってしまうのだと、心に命じておくべきでありましょう。
市場経済は厳しく、売り上げも利益も低迷し、安値での受注競争は激しくなるばかり
赤字が続く業界として、生き抜く為に大手企業が率先して動くべきなだ。
それには、金を払う側、お客様は神様なのだと、我が儘放題を言い放つ者達へ
元を返せば自分達に、安値で取り引きされている、最終的にしわ寄せ返って来るのだと
こんこんと説明してやらないと駄目なのであろう。
この製品を市場に出すまでには、これだけの材料が掛かり、これだけの人件費が掛かり
その技術を保つためには、これだけの設備や道具が必要で、それを扱う専門の知識や
技術を持つ者が常に必要で、その者を育てる時間も経費も必要で、技術者となろうとする者は
専門的知識を勉強して社会に出て来て、普通の人達が遊んでいた間に、何倍も苦労した者と
何も知識も技術もない、一般的な作業員と称される者と、技術者は報酬も差別されるのが
当然な訳で、機械や工具なども、永遠に使える物ではないのだから、その修理費や動かす為の
電気代など、見えない部分の経費が製品に乗せられている訳で、その完成した製品を
店先まで届けるには、伝票の整理だとか、管理システムだとか、外部では運送代や電話代とか
運転手やオペレーターが居なくては、製品として世の中の陽の目は浴びないのだから
そのもの一つ、手にとって見れば、自分が関わっている仕事が必ずある訳で
自分の仕事の価値を削って、手に入れた物に未来はあるかと問われた時に
果たして貴方は、自分価値はそれだけのもので、未来など無くても構わないと
思うのか思わないのかは、全くの自由思想の世の中なのですから、
私がとやかく言う事でも無いのでありましょう。
ただ、世の中の欲望に満ちた経営者に言いたい事として、社長だから、取締役だからと
会社の名に胡座を掻き、業績が悪いのだから、社員の給料を下げる権利があって当たり前だ
出来る限りの無駄を省き、コストダウンを優先し、職員には無駄な時間を与えずに
会社を存続しなくてはならないのであるから、その為ならば、職員のリストラは勿論のこと
サービス残業や、サービス休日出勤などは、極、当たり前な経営手法であり
会社が無くなれば、社員も元も子もなくなるのだから、収入が無くなり路頭に迷うよりも
会社に止まっている選択が最良であろうと、労働者達は考えるだろうから、愚かな者以外は
辞めて行く事などしないだろう的な、人間を人間扱いしていない、ただの利益を上げる
道具として扱い、わずかな賃金で人の心を引き留めているような、鬼畜的な思想から
会社と言う、人の心が見えない組織が出来上がり、それを経営しているだけの
社会の役に立っていない経営者達が多い事に強く憤りを感じている。
会社の財産とは、その会社で働く労働者達であり、働く者は、働いた分の労働の対価を
真っ当な報酬として頂きながら、労使関係とは、施す施されると言う
人間同士の信頼関係から、人材は財産と言う素晴らしい言葉も生まれたのだろう。
現代の社会では、人は財産などとは考える者も少なく成って
安かろう悪かろう者達を使って、安かろう良かろうと言う、虚像から作られた
製品が世に出され続けながら、働く者が財産などと言う言葉など
まるで死語のようになり果てていて、何を施されても感謝しない大人達が増え
感謝する事を忘れてしまっただろう、そんな大人達の心に育てられた子供達は
感謝と言う意味も、その行動も分からない侭に、人々が暮らす社会に出ながら
金さえ払えば、それが当たり前に手に入ると思っているものだから
安かろう悪かろうの意味すらも分からずに、クレームの嵐が世の中に吹いているのだろう
国産技術は流出し、その多くは海外からの逆輸入と成り果てながら
日本の町工場で作られる、一つの部品が何銭と言う低い単価で、大手企業に買い叩かれ
それでも仕事があるだけ幸せなのだと、肩を落として語る油まみれの工員が呟く世の中
誰が儲けて、誰が損をしているのか、怪しい黒雲の中に包まれた侭で
資本主義を崇拝し続ける、馬鹿な国民が暮らす日本国
彼らに騙し盗られたあの国民年金も、おそらく返ってこないことだろう
全ては、有耶無耶の中に隠された侭・・・