お釈迦様と蜘蛛の糸 | 十勝・帯広を洗濯いたし申し候

十勝・帯広を洗濯いたし申し候

Yahooの勝手な事情からの移民です。トホホ

優しさも自ら負わねばならぬその責任も、自ら得られる金の為ならばなんでもありで
人の心も金で買えると鬼畜の如き者達が現れて、政治も行政も責任皆無と動きながら
厚遇制度は高い棚の上にあげられた侭に、変えられても笊の目は粗く零れ落ちる法案に
人々を取り纏める筈の者達も平民などには目もくれず、次のお山の大将選ぶ為に
仲間割れを始めては、無駄な時間を費やすばかりに明け暮れて、国を治める政治家も
それに従う国民も、この国を守ろうとする精神は、徐々に薄弱しながら自らだけが
幸せに暮らせるならばと膿を持ち、優しい心の末端をまるで蝕むように腐らせ始め
悪の心を持つ者から更なる進行の塗り薬を擦り込まれ、その快感と快楽に惑わされ
彼らに同化し行き荒んで行く社会が悲しく進む、優しい心を失わずに生きている人々は
彼らに流されまいと両足を踏ん張り我慢しながらも、彼らと同じ屋根の下に暮らす苦しさに
息は絶え絶えに、何処まで持ちこたえられるかと心配が絶えないこの社会。

裏切りと隠ぺい工作、殺人マンションやホテルが建てられ、裁かれるべき者のトップは
同じ穴の狢、同罪であろう政治の権力に隠され守られながら、全ての責任は皆無かの様に
捜査すらも打ち切られ、全ては嘘に包まれ動く社会のその仕組みに、政治献金の流れや
財界政界から流される如何にも眉唾な話であろう話にも、誰も調べることもせず
反論もせず糾弾しようと立ち上がりもせずに、まるで人事でもあるかの様に、その話を
鵜呑みにしては、操作され動かされ、彼らの言う弱い者は美味いと聞けば、直ぐさま
人々は、弱い者を喰い始め、それでも尚かつ、空腹は満たさない者は目の色を変え
人間の魂までにも食らい付き、鬼か悪魔か情け無用と鬼畜の如き形相で貪り始める
金は力と豪語する者達は、飢えた者達の目の前に、人の魂を並べては売り始め
更なる財力に多大な権力を持ち始め、この世を支配したかの如く雄叫びをあげる

弱き者達の多くは息を潜め地下に潜り、陽の当たらぬ暗黒の闇で震え続けては
彼らの落とすお零れを拾い生き延びながら、奴らに染まらぬ様に餌食にならない様にと
ある日、天空から垂れ下がる2本の蜘蛛の糸を見つけた、震え怯えて居た者の誰かが
助けの糸だと叫び登り始め、それが一人、二人とどんどん登る人の数が増え始め
切れるのではないかと心配した一番上を登る者が、この糸は俺だけの物だ
そんなに沢山よじ登って来たら今に切れてしまうぞと叫び、すぐ下を登る者に
足蹴りを始め奈落の底に蹴落とそうと鬼の目に変わって行く、自分だけが助かればと
その醜き心は黒い渦を巻き、我が、我がの欲望にたちまち彼らも鬼畜の心に染まり
一番上を登る者の直ぐ手元からプツリと一瞬の音を立て切れてしまうであろう。
しかし、もう一方の糸は、切れる心配どころか体力のない登る者が居れば助け合い
人々の協力や優しさが増える度に太くなり、大勢の者達が笑みを浮かべ笑いながら
天空の果てにあるだろう幸せが満ちる別天地へ向い登り続けるのであった。