またもや、久しぶりの更新になりました
私の普段の仕事は、某外食チェーン企業の本社事務。
グループ各社の商品をお取り寄せできるサービスもあり、私はその
受付業務も担当、この時期は株主様からのご注文が殺到します
普通、お取り寄せといえば、ネット受注が当たり前の時代ですが、
株主様からの申し込みに限っては、用紙と券を郵送してもらうという
アナログなシステム(x_x;)
よって、確認や変更が起こった場合は、互いに電話で連絡をとりあう
という作業が発生するのです。
震災以降、配送が難しいエリアへのお届け分は、事情を電話で説明
するという仕事が私の業務のほとんどになりました。
1件、1件、もちろん会話があるわけで、そこには人間模様というか、
思い、感情が交差します。そんな業務をする中で感じたことがいろいろ
ありました。
「お届け日をご指定いただいていたにも関わらず大変申し訳ありません。
震災の影響でお客様のエリアへの配送がスムーズではなく、品質の
安全も考慮しまして、状況が回復してからの再手配を検討しているの
ですが、よろしいでしょうか。」
大半の方々は、「もちろん、急いでませんので大丈夫です。今はそんな
ときじゃないですからね、落ち着いてからでいいですよ。」と気持ちよく
了承してくれます。
中には、「わざわざお電話してくれて、あなた達も大変なのに本当に
御苦労さま。」と私にまでねぎらいの言葉を添えてくれる方もいました。
今、日本中が被災地の為に!とひとつになろうとしている状況で、
やっぱり日本人ってさすがやな、と自分の注文した商品よりも被災地
への物資提供やガソリン供給が先やと言わずとも理解してくれる方
ばっかりやと嬉しくなり、ホッとし、感動していました。
しかしながら、中には・・・
「ここは埼玉で、被災地じゃないのになぜ届けれないの?関係ない
でしょ?」と冷たい反応。
全国的に影響が出ておりまして・・・と説明しないと分かってくれない方。
「こっちは届くと思って今の今まで待っていたんです。出かけること
もできなかったし、どうしてくれるんですか。」
確かに連絡は遅かったですが・・・つながらなかったのも事実ですし、
こちらの状況把握と対応に追われていて・・・心の中で叫びつつ、
ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでしたと謝る私。
今こそひとつになろう!日本。
というワードが頭をよぎります。
そのギャップに心が締め付けられる思いで、本当に辛かったです。
もし私がその方の家族なら、「こんな時やし、そんなん言わんでも
いいやんか。」と絶対言ってたと思います。
確かに本来のご希望に添えれなかった私たちが悪いです、しかも
お客様への対応も急になり、迷惑をかけたにも事実です。
普段なら素直に謝罪できることも、なぜか今週は本当につらかったです。
そして、さらに。社内での出来事。
この緊急対応に一番先に手を出してくれた現場のパートさんがいました。
地震の翌日(土曜日、会社は休日です)、自ら出社して電話対応をはじ
めてくれている方がいました。
本来であれば、本社の社員が率先してやるべき対応なのに・・・と感謝
の思いでいっぱいでいた私でした。
月曜、その状況を引き継いだある社員がその方にこんなことを言いました。
「データに抜けもれが多くてよく分からない上に、こちらがメールで整理
してくれと指示してるにもかかわらず報告が遅い。」
隣で聞いていて、「は???」と思い、同じ年ということもあって、思わず
口を出す私。
「待ってくださいよ。土曜日に率先してやってくれた方にその言い方は・・・
さらに、パートさんやし、他の業務もあって忙しいから報告が遅れたこと
くらい想像できるし、フォローはこっちでするべきじゃないですか?」
そしたら
「優先順位はこっちが先。それくらい考えたら分かるし、早く報告して
くれへんかったケツフキはせんぞ。って言いたいの。」
「ケツフキ」というワードにキレました私。
本人と話してもラチあかんと思って、上司を含め意見しました。
言葉は悪いですが、私の言い分はこんな感じでした。
「そもそも対応が遅いのは本社であって、パートさんを責めれる立場
じゃない。さらに、お子さんのお迎えや規則上の労働時間制限がある
のに臨時業務だけふって、フォローはなし。じゃななんでその方を雇用
したんでしょうか。個々の業務はある程度責任もってもらう、でいいとは
思うけど、緊急の場合は指示をする人やフォローする人を本社から出す
べきだと思います。」
上司は納得してくれ、そうやなとご本人へお詫びしてくれました。
その問題発言の彼は恐らく今もどうでもいいと思っているはず。
とても腹立たしく悔しいですが、目の前に待っているお客様がいます
ので、私は明日からも頑張ります
とても長くなり、さらに気分の悪い内容ですみません((+_+))
被災地のみなさんは大変な思いをされてる、ということを忘れず、
自分の立ち位置や発言に思いやりを持てる人間でありたいと改めて
感じるいい1週間でした。
読んでいただいた方、ありがとうございました。