前回、嫌いな自分の構造に気づくことの

大切さを書きました。

 

今回はその中でも

「無価値感はどこから来たのか?」

 

について、私なりに見つけたことを

詳しくお伝えしたいと思います。

 

人それぞれなので

これはひとつの例にすぎませんが・・

 

読んでくださった方にとっての、

何か気づきのヒントになれば・・・と願って。

 

あの頃の私みたいに今苦しんでいる

誰かの心に届きますように。

 

:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-

 

突然だけど質問です。

カレーライスと具だくさんのお味噌汁

どっちがおいしい?

 

カレー?

お味噌汁?

 

じゃあじゃあ

もうひとつ質問。

 

カレーライスとお味噌汁

どっちが「価値がある」と思う???

 

 

クローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバー

 

「子供はその家族に足りないものを

ギフトプレゼントとしてもって生まれてくるんだよ」

 

自分のことが嫌いで

生きているのが辛くて苦しくて。

自分で自分のことが分からなくなって

もう限界になったときに出会った

カウンセラーさんの言葉。

 

私が持って生まれたものは

私の家族に足りないものだったとしたら・・

 

家族にとって必要な新しい価値観を持って生まれた我が子

でももしも、

その新しい価値観を受け入れることが難しい親に育てられたら・・・

 

親は我が子が持ってきた新しい価値を否定する。

子どもは否定された自分らしさを価値が無いって誤解する。

 

今なら分かる。

 

私に価値がなかったんじゃない。

私の価値に両親は気づけなかったんだ。

 

自分たちにとって大事じゃないもの

価値を感じていないものを持って生まれたわが子に

 

両親は「自分にとって価値のあるもの」を大切にして

私を育てたんだ。

 

:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-

 

両親をカレーカレーに例えるなら・・

(変なたとえ話しか思いつかなくて汗

 

おいしいカレーにするには、

 

スパイスを利かす。

たまねぎはしっかりとあめ色になるまで炒める。

野菜や肉をしっかり煮込む。

隠し味にウスターソースを・・・etc

 

両親は、そうすることが

わが子の幸せと信じて

価値のあることだと信じてわが子を育てる。

 

おいしいカレーになってねキラキラ

と、願う。

 

でも我が子がもし、

味噌汁に生まれちゃってたとしたら・・

 

玉ねぎは炒めてなくて大丈夫だし、

お味噌入ってるのに煮込まれたら

味が台無し。

ウスターソースなんて全然合わない・・・

 

でも!

 

子どもの方は、

自分もカレーに生まれているはずだと信じて疑わない。

一生懸命一生懸命

親の期待するおいしいカレーになるべく

努力する!

 

体にあわないあめ色たまねぎも何とか受け入れて

煮込まれて、どんどん辛くなっていく自分の姿に

違和感こそ感じながらも、これでおいしくなれると信じて・・。

 

どんどんどんどんまずくなる方向へ一生懸命努力する。

 

結果・・

 

気づいたころには

まっずーいもやもや味の「何か」が仕上がる。

 

努力の甲斐あって

どうにかこうにか

遠目にはカレーに見えなくもない。

 

でもどう見ても偽物のカレー。

おいしくはない。

 

はっきり言って

まずい。

まずすぎる。

 

寒い

 

やがて子どもは自分のことが嫌いになる。

人のことが怖くなる。。

 

「どーしよー!!

 こんな自分じゃ絶対

 愛されない!!」

 

子どもは不安でいっぱいになる。

 

「偽物ってばれたら困る。

 表面的にはカレーっぽいけど違うから。

 ほんとは全然違うって自分で自分が一番知ってる。

 

 見つからないようにしなくちゃ。

 こんなだめな自分・・隠さなくっちゃ!!!

 ガーン

 

 本当の自分を知られたら絶望されてしまう・・

 だからとりつくろわなくちゃ!!」

 

 

おいしいカレーになれなかった自分を

めちゃくちゃ責める。

 

ダメな自分。

ダメな人間。

 

もっとスパイスが利いて生まれればよかったのに!

もっと玉ねぎが好きならよかったのに!

もっと煮込まれても平気な自分なら良かったのに!!

 

もっとがんばっておいしいカレーにならなくちゃ!!

 

がんばってもがんばっても報われない努力を重ねる。

どんどんどんどん本当の自分から遠ざかって行く。

 

自分が本当は

お味噌汁・・だしの利いてるみそ味で

煮込まれないほうがおいしい存在・・

スパイスとか利かさなくていい・・

 

なんて思いもせずに。

 

:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-:-:+:-:+:-:+:-:+:-:+:-

 

カレーもおいしい。

お味噌汁もおいしい。

 

どっちも正解。

どっちも大事。

 

どっちにも価値がある。

 

カレーの横においしいお味噌汁を並べて

どっちも味わえればもっとおいしい。

 

だけど、そんなこと知るはずもない。

 

子どもなんだから。

 

愛されるには、まわりの期待する人に人間を目指すしか

それしか知らないんだから。

 

 

子どもはがんばる。

一生懸命別のものになろうとして

生まれ持った自分らしさを

ぐちゃぐちゃにかき回して

大嫌いな自分を作りあげていることに気づくまで。

 

クローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバークローバー

 

これが私が自分を嫌いになった構造。

私が自分に価値がないって信じた理由。

 

限界まで自分をなくした。

自分で自分が分からなくなった。

 

何が好きで

何が嫌いか

 

人に気に入られる方を選ぶ

人から認められそうな方を選ぶ

 

そんな風にいつしか生きるのが当たり前になった。

 

だから辛かった。

生きているだけでくたくただった。

 

人の言葉に心がぐらぐら揺れた。

 

世界は私を傷つける場所だって感じてた。

 

 

 

 

クローバー自分のことが嫌いだったあの頃の私へ

  (そして今苦しい中にいるあなたへ)

 

自分じゃないものになろうとするのって

本当に大変だよね。

せっかく頑張っても頑張っても空回り。

 

どんどん自分が嫌いになってく。

 

でも、まずは自分がどうして

自分を嫌いになったのかに気づくことは

とっても大切。

 

大丈夫。

ゆっくり進んでる。

 

自分を好きになる方向へ。

 

このまま知っていこうね。

自分のこと。

ゆっくりと。

 

 

 

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