どんより曇り空な日の投稿は、¨マンガ・本編¨です。
ひぐちアサ先生（アフタヌーン 講談社）の【おおきく振りかぶって】。
2004年に発売された高校野球漫画です。
一度アニメにもなりましたね、「おお振り」です。
ご存知の方も多いのではないでしょうか。
マンガを買い、アニメを見、DVDを買う。
という入れ込みっぷりを発揮している私です。
久しぶりに一巻から読み返したのでご紹介させていただきます。
監督は女性、選手は全員１年生。
県立西浦高校の新設野球部に集った10人の選手達は、
弱気で卑屈な投手・三橋を中軸に、一丸となって甲子園優勝を目指す！
ザ・王道ですね。（悪い意味ではありません）
西浦の選手がメキメキ成長していくのも楽しいのですが、
対戦校の選手たち一人一人の心情や個性も
細かく描かれているのがこの漫画の面白いところです。
野球初心者でも解説が詳しいので読みやすいと思います。
名言らしい名言が散りばめられている。
なんて事はないのですが、必死に何かをしている姿って熱くなりますよね。
あひるの空（過去の記事）も同じですが、
青春を、限られた時間を目一杯「何か」に注ぎ込むことはそうないと思います。
そんな彼らだからこそ心動かされてしまいます。
15巻目に心に響いた言葉があります。
（この記事書いている時に読んでいたのが15巻だったというだけですが）
「自分を一番ムダなく成長させる方法をよくかんがえてちょうだい！」
「甲子園で優勝するためにはもう1分だってムダにできない」
「今から優勝まで全部の時間を野球のために使う！」
「それがそれ相応の覚悟だよ！」
区切って切り貼りはしていますが、全部一人のセリフです。
今の自分の境遇にピッタリ重なってしまい、胸に刺さりました。
何処までも敷いてあるレールじゃないから幾らでも手を抜けるんです。
手を抜いても誰にも怒られないんです。自分がそうしなければ。
恋愛マンガは相手に対する姿勢を、
スポーツ漫画は物事に対する姿勢を改めて考えさせられます。
と、なんだか湿っぽくなりましたが、
おお振りは野球以外の知識も身に付きますし、何よりのめり込めます。
刊行スピードが遅いのが難点ではありますが・・・。
ちょうど最新刊も出たばかりなので、ぜひお試しください。
○おおきく振りかぶって○
現在19巻まで、こちらは6月22日に発売されました。
今回載せる画像も、好きな表紙です。
おお振りを知っている方と被っていたら嬉しいです。
