若い頃に、飛び込み営業を少しの期間だけれどした経験がある。


某社は、京阪神にかなりの数の、自社マンションを所有していた。

会社の収入源は、その所有マンションからの家賃収入が

主な、収入源であるのは、大小の規模の違いはあれど

大家業を生業とする方々の共通である。

僕は、そこで建築課に所属をしていて、退去後の改装や

原状回復工事などを担当する部署にいた。

何千戸も部屋を所有していると、かなり退去者も多い。

空室の数が多くなって来た時には、営業課の社員以外にも

全ての(総務経理は除く)全社員が、空室を埋めるべく

手当たり次第に、不動産屋さんへ、お部屋付け、入居者斡旋の

お願いをして回る事になるんだけど、それがかなりの頻度で

おこなわれ、本来の部署の仕事に手が回らなくなる事もある。

飛び込み営業とはいえ、ちゃんと担当エリアなど決めないから

当然にみんな、会社の近くから不動産屋めぐりをすることになる。

みんな、楽したいのは同じなのかもね~。

そうなると、当然、社の者が、何人も何回も同じ不動産屋さんへ

お伺いしてしまうことになる。

そんなことを、みんながやるもんだから、行く先々の不動産屋さんで

かなり迷惑な顔をされたり、ひつこいので嫌悪感をもたれたりと

後から行く者は、かなりきつい対応をされた経験がある。

その反面、FC系の大手さんより、地元などの小さな不動産屋さんなどでは

暇な店も多かったので、いろいろと話をさせていただいた経験もある。

そんな、いいことも悪い事も、今では楽しかった思い出でもある。

不景気な現在、発想を変えて、新規の顧客開拓で、

飛び込み営業なんかを原点回帰のつもりで、やるのも一考かも。