ネット初心者の私ですが、「KONY2012」には色々考える部分があるなと思っていたわけです。すでに報道されているように、2012年3月15日、映画「Invisible Children」の製作者の1人であるJason Russell(ジェイソン・ラッセル)氏が、路上を裸で徘徊し、自慰行為を行ったとして逮捕・保護され、現在はアメリカ・サンフランシスコの病院に入院しています。
以下、問題となった映像(男性の裸です)
■'Kony 2012' Honcho Jason Russell's NAKED MELTDOWN VIDEO
http://www.youtube.com/watch?v=32PBZ870ymg
■TMZにより3月18日公開された映像
3月21日の水曜日に、彼の妻であるDanica Russellさんが、夫であるジェイソン・ラッセル氏が極度の疲労やストレスなどによって引き起こされた精神状態にあり、数週間は病院に滞在する予定と話をしました。
薬物や酒などによる異常な行動ではなく、精神的な問題を抱えていたというのが家族の説明だったようです。病気はいつ起きるか分かりませんので、タイミング良く(悪く?)撮影された映像がネット上に公開されたことで、「KONY2012」への疑問や批判などが起きていました。
しかしながら、公開された裸の映像だけが問題視されているのではなく、「KONY2012」の内容が数年前の古いウガンダの状況であり、現在の問題としては"Misleading"であり間違った情報と伝えるウガンダなどの人々もいるようです。そして、運営内の金の動きに不正があるのではという声もあります。
色々と複雑です。
「KONY2012」の映像の中で話しをする俳優のジョージ・クルーニーさんなど多くの著名人が支援をしており、その認知度も上がっていただけに、大きく揺れ動いているのが現状です。
「KONY2012」は、簡単に書くと、アフリカ東部・ウガンダの反政府勢力LRA(Lord's Resistance Army)による数万人ともされる子供の誘拐をやめさせようという動きのことです。「KONY」とは、その「神の抵抗軍」と呼ばれるLRAのリーダーであり霊媒師のジョゼフ・コニーの名前に由来したものです。今回の件は、「KONY」を逮捕しようという動きです。
少年・少女に両親を殺させ、兵士や娼婦のように扱うということが、問題視されています。実際に「KONY2012」の映像を見ると、その酷さが分かります。
すでに「KONY2012」はアメリカ政府・ホワイトハウス・オバマ大統領へ影響し、何やらアメリカ的にも動きがあるそうですが、よくあるアメリカの先走り的な行動になりやしないかと心配でもあるわけです。ネット上では、すでに逮捕するべきジョゼフ・コニーは死んでいるという話もあったりと、混乱しているようです。
いずれにせよ、苦しんでいる人がいるなら助けてあげたいと思う多くの人の心に偽りはないわけで、今回のご家族のコメントで騒ぎも沈静化するのではないか、などとも思えるわけですが、ウガンダが落ち着いた状況にあるなら無理に介入する必要もないわけで、なんだかよく分からないことになってきているのが現状のようです。
以前、心動かされた私的にはなんだか微妙な感じに・・・
■KONY 2012 (日本語字幕) 1
http://www.youtube.com/watch?v=m001LUsXUKU
■KONY 2012 (日本語字幕) 2
http://www.youtube.com/watch?v=plTfqFYZfVg
↓ウガンダの女の子による解説
■KONY 2012 は誤解だらけ (日本語字幕)