ゴミ関連で、話題が「高齢化世帯」に自治会でどう対応するかの問題。

 

前回の「自治会・町内会のトラブル事例(ゴミ関連 −4−)高齢化とゴミ問題」で、だいたいのあらましを述べた。ワタシが考察を深めていく上で、他の地方自治体の対応方法で、「実行されているもの」を参考にするのがいいだろう。

 

その前に、「ゴミの収集方法」について、基礎的な知識をつける。参考にしたのは、前回、参考にした、「国立環境研究所」の「ごみの収集方式」というサイトだ。

ジブンの地域の収集方式がどの方式かを確認する。このサイトでみたところ、該当の班は、①の「路上タイプ」になる。他の班では、②の「囲いタイプ」もある。

 収集方式は「ステーション方式」というらしい。つまり、「集積所」を設け、そこに住民が持ってくるタイプの方式だ。併せて、ステーション方式になった理由がこのサイトでは書かれている。要は、前回のワタシの考察のとおり、「収集効率が落ちるというデメリット」に主眼が置かれている。また、「コストと人員の問題に加え、人口密度の低さから、戸別収集にした場合に効率低下しやすいこと」と分析している。

 

私達、役員の一部が考えた案が、その班の中央あたりに集積所を移設することだった。ゴミ収集車が通る公道から10mほど入った場所に、「路上タイプ」の方式を設け(当然、その集積所となるお宅には相談・交渉済)、そこに各家庭から搬出してもらう方法だ。これならば、公道まで来なくても、自宅近くの集積所までは近いから、対応は可能になるかもしれない(その班の高齢者の方々には未確認)。この、段階で、一度、「市民環境課」のA主任に相談の電話を入れた。

 

「市の規定では、そのようなゴミ収集車が入れない道については、公道から5m以内にゴミ集積所を設けていただくことになっています」ときた。これは、市の規定で、ホームページ上でも明らかにされている。それは、健常者やが多い地区のハナシであろう。でも、それは行政側の理論であって、これからどんどん進行していく地域の高齢化問題、特に一般論ではなく、ジブン達のマチのハナシであり、納税者が不利益を被っている状態なのである。

 

自治会としては、問題をそこに昇華させて行政を納得させなければいけないところではあるが、ジブン達も行政が決めているルールを理解する必要はあるわけで、そこまで地域住民が努力した結果、「対応できない」としなければ、行政は動かないだろう。「あれはやっていない」「そういう申告はしていない」「そんな制度は知らなかった」などでは言い訳にならないのだ。不満ばかり言うのではなく、「やってみた結果、やはりムリだ」としなければ、行政も動かないだろう。

 

さぁて・・・ もう一度、考え直す必要がある。