私の家の玄関先にツバメが巣を作ってヒナを育てるようになって今年で5年目

 

一昨年までは2年続けて多分ヘビに食われて巣立ち前にヒナが全滅してしまったけど

 

ヘビ対策を色々と工夫して昨年は5羽のヒナが無事に巣立ち

 

そして今年は5月に1回目、

さらに先週7月に2回目のヒナが全羽無事に巣立つことが出来ました

 

今年巣立っていったヒナは全部で11羽

これまで5年間で最高記録ですクラッカー

 

ということで可愛い可愛い今年のツバメのヒナ達の成長記録です

 

 

【2024年の1回目ツバメヒナの記録】

 

その年に作られた古い巣は毎年冬には取り除いているので

毎年第一陣のツバメ子育てはまず巣作りから始まります

 

今年は4月12日頃から親鳥が巣作りを始めました

写真は巣を作り始めて2日目、4月13日時点

 

で、抱卵を始めたのが4月21日で

卵からかえったヒナに親ツバメが給餌を始めた様子が見られたのは5月6日

 

観察が正しければ15日目で卵から孵化(ふか)したことになる

 

最初の頃はヒナが小さすぎて巣の下からでは見えないので

写真を撮り始めたのはヒナが少し成長して巣の上に頭が見えるようになってきた5月12日から

 

【5月12日】

この日今年のヒナ達の姿を初めて巣の下から目撃出来た

この時点では3羽のヒナを確認

 

 

【5月14日】

写真では5羽だけど、この後もう一羽も顔を見せて全部で6羽生まれていたことを確認

一度の産卵での我家のツバメヒナ数最高記録クラッカー

 

 

 

【5月16日】

孵化したと思われる日から10日目

 

 

【5月20日】

毎日観察は続けてたけどカメラを持ち出すのがメンドーで次に撮影したのが前回から4日後になったので、その間にヒナは大分成長してます

羽を広げ始めたけどこの羽毛ではまだ飛べない

 

 

【5月23日】

この頃になると日に日に成長しているのが見て取れる

徐々に産毛が抜けていき広げた翼も羽毛が整ってきました

 

 

【5月24日】

これくらい成長してくるとヒナ達のつぶらな瞳がとても可愛いんですよねえ照れ

まだ産毛が少し残っているヒナもいる

 

 

 

【5月25日】

産毛はほぼ無くなってきたか?

成長の早いヒナ(=早く孵化したヒナ)が巣のフチに出ていることが増えた

巣立ちが近い

 

 

【5月26日】

しきりに羽ばたきをして飛ぶ準備をしている

もうすぐにも巣立ちしそう

 

 

【5月27日】

朝8時過ぎ頃に様子を見に行ったらすでに1羽を残していなくなってた

 

しばらく観察していると巣に戻ってくるヒナもいる

これは巣立ち直後によく見られる行動

 

そしてその日の夕方までには6羽すべてのヒナが無事に巣立ちしました

親ツバメの給餌行動が見られるようになってから22日目

 

 

まずは今回も外敵に襲われることなく無事にすべてのヒナが巣立ち出来て良かった

けど

それまで毎日賑やかだった巣がヒナの巣立ちと共に一転静かになって

毎年のことだけどちょっと寂しい感じ

 

と思ってたら

 

6月に入ってから別の親ツバメが何度も巣に飛んでくるようになって

そして6月8日から今年二組目のツバメペアが抱卵を始めました

 

それから18日目の6月25日に給餌行動を確認

卵が孵化し始めた模様

 

ということで

 

【2024年 2回目ツバメヒナの記録】

 

【6月25日】

二組目の親ツバメの給餌行動が最初に観察された日

 

それから4日ほど経つとヒナの頭が見えるようになった

 

【6月29日】

この時点ではヒナ4羽を確認

 

 

【7月2日】

今回のヒナは全部で5羽いることを確認

 

 

ちなみにこれまでの写真がすべて画像粗いのは、

ツバメを刺激しないようにかなり離れた場所から400mm望遠で撮影していて、写真はさらにそこからトリミング拡大しているからです

 

 

【7月5日】

かなり大きくなった

早く孵化したヒナはすでに目が明いている

 

 

【7月7日】

 

 

【7月9日】

大きくなってきたけどまだ全身が産毛で覆われている

 

 

雨の日が続いて撮影が出来なかったので6日ほど飛びます

 

【7月15日】

梅雨の長雨の間にすっかり成長して巣立ちも近い感じ

 

実はこの前日1羽が巣の下に落ちて床面でじっとしていたので巣に戻してやろうと近付いたら飛び去ってしまい、結果的に1羽が一時巣立ちしてしまいました

ところがすぐにまた巣に自力で戻ってきたようで、上の写真を撮ったときには5羽揃ってました

 

羽ばたき行動も頻繁に見られるようになったので他のヒナも巣立ち間近

 

とは言えエサをおねだりするくちばしは赤ちゃんのまま(笑)

 

 

ところで

いつもヒナの巣立ちが近くなると近所から他のツバメ達が盛んにヒナのいる巣を見に集まってきて、巣立ち間際の数日間はとっても賑やかになります照れ

 

この日は家の前の電線にとまってるツバメを数えただけでも20羽以上は集まってました

 

 

【7月16日】

1羽はすでに一度巣から飛び立っているのに、巣に戻って来てからは再び飛び立っている様子はない

やはり親鳥からエサをもらう関係でヒナ達には一斉に巣立ちするという不文律があるのかな

 

ちなみに大きく成長したヒナの主食はトンボのことが多い

まあ、親鳥と時期にもよるけど

うちの周りにはトンボが多いのでご馳走のようですw

 

ヒナ全員が巣にいるところを見られたのはこの日が最後

 


【7月17日】

前回と同様、朝見た時には1羽を残して他のヒナは巣立ちしていた

 

で、これも前回と同様

しばらくするとまた巣に戻ってくるヒナもいる

 

どうやらヒナ達兄妹の間では巣立ちが遅れてるヒナに

「早く飛んでいこうぜ!」

って誘いに来ている感じなのかも知れない

 

で、この日の昼頃までには全羽巣立ち完了

 

この日はヒナ達はまだ遠くへは飛び去らずに、目の前の電線に集まっていて親ツバメからエサをもらってました

 

巣立ちしたばかりの5羽のヒナたち

電線の上で親ツバメからエサをもらってます

 

 

というわけで

今年はめでたく全部で11羽の新しい命が無事に飛び立つことが出来ました

 

実はツバメがこうして巣立ってから1年後までの生存率はわずか10%ちょっとしかないとのことで

今年我家からは11羽が巣立ち出来たけれど

この子たちが無事生き延びて来年また戻って来れるのは確率的にはせいぜい1羽から2羽いるかどうかが現実なのです

 

近年はツバメが巣を作ると落としてしまう人も多かったり

また日本の住宅の変化などによって巣を作ること自体に適さない住宅も増えたということなどから、

ツバメの飛来数は年々少なくなってきているそうです

 

日本人にとって春から夏にかけての風物詩的で身近な野鳥であり

そして害虫を減らしてくれる益鳥でもあるツバメ

 

これからも大切に見守ってあげたいですね