今年も早くも7月になって

私のようなアニメ好き民にとっての7月とは夏アニメクールの始まりです

 

で、ボヤボヤしていると6月まで放映されていた春アニメの総括をまとめておくタイミングを逃してしまうので(すでに遅いけど)

今のうちに4月~6月クールの春アニメで観ていた作品の感想をまとめておきます

 

アニメが好きといっても私の場合は1クール10作品も見れば良い方だし

意識してではないけど逆張り的に視聴対象が偏っているので

「あの超人気作品は見てないの?」という疑問があるかも知れないけどそこはご勘弁で

 

あと、あくまでも個人的な好みによる感想なので一般的に皆さんが思われてる感想とかなりズレがあるかも知れないけど

そこも広い心で許してくださいませ

 

 

まず2024春アニメで私の中で断トツ1位だったのは

やっぱ『響け!ユーフォニアム 3』ですね

 

 

ひとつの作品として何もかもレベルが段違いという感じでした

やっぱ京アニは凄い拍手拍手拍手

 

ユーフォについては私のブログ記事でこれまで連続で取り上げてきたので詳しくは割愛しますが

 

個人的に唯一残念だったのはやはり12話での原作大改変と

それにより原作と異なったルートになった最終回コンクールシーン

 

そこだけは私がどれだけアニメユーフォシリーズに惚れてると言っても

妄信的にアニメ版での展開を受け入れる気にはやはりなれない。。。

 

あまりのショックで実は全巻予約済みだった円盤は1巻を除いて全部キャンセルしちゃったし

1巻はあの12話放送の直後が発売日だったのでキャンセルが間に合わなかっただけです

 

それほどに自分にとっては12話の大改変は許せませんでした

 

とはいえ

そんな大改変があっても私の中での春アニメ1位は揺るがないし

改変ルートが受け入れられる人にとっては文句無しの神作品で間違いないでしょう

 

 

最終回が放送されてから私は主にYouTubeでの反応を見ていて

その中には

「もっと演奏シーンを見たかった」

っていう感想をあげている人も少なからずいたけど

 

いやいや

 

あの事件からたった5年でユーフォ3を完結させたこと自体がすでに奇跡ですよ!!

と私は声を大にして言いたい

 

とてつもなく多くのことを失いながらも前に進むことを諦めず

これだけ見事なアニメ作品を完璧なまでに完走完結させた京都アニメーションさんには

もう最大限の感謝と敬意しかありません

 

 

 

続けて

私の個人ランキングの中でユーフォと同じくらい良かった作品は

 

『夜のクラゲは泳げない』

 

 

1話時点で高校2年生、その後3年生になった少女たちが自身のトラウマや周囲からの逆境を乗り越えて成長していく約1年半の姿を描いた完全オリジナル作品ですが

 

まず1クール12話で展開する物語として抜群にシナリオが良かったと感じます

 

SNSなどのネットネイティブ世代の現代の若者達の等身大の悩みや価値観などのリアルが描かれて

時に仲間に助けられつつも最終的には自ら壁を乗り越えて前へ進んでいく彼女達ひとりひとりの姿がとても丁寧に描写されています

 

それぞれの悩みやトラウマ・葛藤は直接的に、または比喩として

観る人の多くに少なからずブッ刺さるような内容で

私の場合毎話の感情移入の波がハンパ無かったですね

 

性格が違うメインキャラクター4人ともとても愛着がわくいいキャラクターだったし

 

中でもキウイちゃんに共感した人がとても多かったようです

 

私はキウイちゃんももちろん大好きだったけど

限界オタクでボケ担当のめいちゃんがイチ推し 笑

 

1話からとても多くの伏線や布石を散りばめつつ

前半は毎話でその回の問題が解決するテンポが良くてスッキリ気持ちのいい展開で見せておきながら

その実そこまでの話の中にはもっと根源的な問題もチラつかせておいて

 

そして終盤になるとそれまでウヤムヤにしてきた問題が一気に火を吹いて

「こんなに風呂敷拡げっ放しで1クールで終われるのか?」

と、最終回手前の11話が終わった時点でも誰もが思うような状態から

 

最終回の1話の中ですべてがきれいに解決していく最高の最終回で締めてまとめてくるという

 

本当にシナリオが完璧と思える1クールアニメでした

 

 

そしてもうひとつ特出して良かったのは

物語の中で彼女達が作って動画配信していた曲

 

全部で5曲

物語の中では彼女達がその時々の想いを曲にして作ったという設定になっていて

すべてその時の話数での彼女達の物語とMVの内容がリンクしているので

 

その曲、だけでなく作中のまひるが作画しキウイが動かしている動画まで含めて

すべての要素によってさらに物語に感情移入出来る仕掛けになっている点も秀逸としかいいようがない

 

個人的には3曲目の「渋谷アクアリウム」が劇中で流れた時は

その歌詞だけでなく曲中イラストの画風の変化を見てガチで泣かされましたえーん

 

 

 

あとひとつ、ヨルクラで特に秀逸だった点は

配信でいつでも見られる現代においてリアルタイム視聴することの楽しさ・意義の最大限の提供ですね

 

どういうことかというと

 

ひとつは劇中の4人のグループ名 JELEE名義でのX(ツイッター)アカウントから、その時点での話数の進み具合とシンクロする形で彼女達の名前でポストされていたこと

 

 

 

特にそれまでの穏やかだった展開から一転、超ギスギスになった回の直後は

そこまで頻繁にポストされていた彼女達のつぶやきが一瞬止まってしまうという徹底ぶり

 

オリジナルアニメでは以前にリコリコでも同様のリアルタイムツイッターアカウントがあったけど

 

ヨルクラがさらに一歩踏み込んだと思えたのは

8話放送前に公式がファンアート募集と、そのファンアートを8話放送中の指定時間に投稿する協力を呼び掛けたこと

 

 

これ、どういうことかリアルタイムで放送を見るまで意味がわからずに私も超下手くそファンアートを投稿してたんだけど

指定時刻の25時19分に放送中の劇中で起きていることとファンアート投稿がちゃんとリンクしていたんですびっくり

 

要するにファンアートを投稿した人がすべてその時放映中の劇中の物語の中に参加出来たということ

 

この作戦を考えた人マジ天才!

 

これなどはまさにリアタイ勢で、且つこの作品をプッシュしていた視聴者にしか得られない

一生に一度きりの体験が出来た企画でした拍手拍手

 

 

リアルタイムという点で言えば毎週放送直後に監督が自らXのスペース配信で制作側ゲストさんを交えて裏話を語るというのも、公式ではないけどとても良くて楽しめたし

(寝不足にはなったけどw)

 

その他にも劇中の聖地が渋谷と新宿ということで早い段階から公式が聖地巡礼を奨励して

公式Xや公式ラジオで盛んにその様子をリポートしていたり

 

などなど

作品自体のポテンシャルが抜群なうえに

同時進行する連動企画がこのアニメの視聴体験をさらに盛り上げてくれて

 

本当に最後まで楽しめた作品でした

 

個人的にユーフォ推しでなければ間違いなくヨルクラが今期断トツ№1の作品でしたねグッ

 

 

 

さて、春アニメ総括という割には激推しのヨルクラで文字数をかなり割いてしまったので(汗)

他の作品は手短に感想をまとめていきます

 

 

『無職転生 シーズン2』

 

 

最初の頃は落ち着いた流れでそれまでの無職転生の波乱の展開から見ると刺激が少なくて個人的にはあまり評価が良くなかったのですが、

 

後半が一気に重苦しく考えさせられる展開の良作になりました

 

私は原作未読なので先の展開はまったくわからないけど

この作品は確かに原作勢の方々が言う通り人生そのものですね

 

一夫多妻に対しては嫌悪感を感じる人も多いと思うけど

この作品はファンタジーな異世界の物語を現実世界のリアルに置き換えて考えてみることに価値があるのだろうと私は感じました

 

3期製作決定も最終回直後に発表されて

次作もとても楽しみです

 

 

 

『じいさんばあさん若返る』

 

 

じいさんとばあさんが若返ったことによる面白展開は

最初はそれだけで目新しくて面白かったけど

段々とそのギャグだけではマンネリ気味だなあと感じていたら

 

中盤からシリアス要素が明らかになり始めて

最後は感動の物語りで幕を下ろした という感じでした

 

ギャグ作品というよりは、人の一生について考えさせられる良作でしたね

 

もう少し作画を良くしてくれればもっと良かったとは思います

 

 

 

『この素晴らしい世界に祝福を!3』

 

 

最後までこのすばでしたねえ

こういうギャグアニメは好みもあると思うけど

私は面白かったです

 

ラストの「バツネス」には最後の最後でまた爆笑でしたw

 

いい話のように見せといて必ず最後に落としてくるのが『このすば』らしい爆  笑

 

 

 

『狼と香辛料』

 

 

私は2008年の旧作版を未見だけどアニメ好きの方々には大人気の作品だったので

リニューアル版の今作で初めてこの物語を見たんだけど

 

うーん

やっぱ行商人の金儲けの話は自分が全然苦手な分野なのでさっぱり話についていけないし

 

なにより常に金儲けの算段を考えている主人公のロレンスには微塵も感情移入出来ないし

 

ホロの魅力があっても私にはあまり向いてない作品でした

 

シーズン1は一応最終話まで追ったけど

7月から始まったシーズン2は開始10分で早々にリタイアしました(^-^;

 

 

 

『終末トレインどこへ行く』

 

 

ガタンゴトン

どこへ行ったのでしょうねえ

 

あまりにもカオス

 というか私には結論ありきの物語の展開に見えて

 

最終話まで切らないで見続けた自分を褒めてあげたいw

 

 

 

『ガールズバンドクライ』

 

 

巷では春アニメ覇権と言われるほど大人気で

円盤初動売り上げも驚異の1万枚超えという大人気作品でしたが

 

私にはまったく刺さらなかった

 

自分とは波長が見事にズレているというか

ちゃんと見ているのに翌週には前話のストーリーがまったく頭に残っていなかったんですよねえ

 

主人公の女子(名前も忘れた)の生き様がロックそのものだと褒めたたえるレビューも多いけど

私的にはあれはただの狂犬で1ミリも感情移入出来なかったし

 

それでもフルCGアニメの気持ち悪さにも耐えて4話までは何とか観ていたけど

劇中何人かのキャラの声の演技があまりにも棒過ぎて

 

もう見るに堪えられなくなって4話までで視聴継続を断念しました

 

あの演技で音響監督さんがOKを出すというのには

裏には大人の事情でも絡んでいるんだろうか?

 

てゆーか、ネットの反応見てて声の演技に対する意見をあまり見ないんだけど

あれで許されるなら声優業なんて必要ないじゃん

 

レビューでは後半が特に激アツの展開だったそうだけど

自分的には納得出来ないものを無理して見るまでのことはないかな と

 

 

 

『声優ラジオのウラオモテ』

 

 

最初の方は結構楽しめました

 

ただ、途中からなんだかリアル寄りではない出来すぎ展開を見せてきたりして一気に冷めた

 

こういう物語ならウソでもいいからもっとリアル寄りな話を期待していたんだけど

 

何話だったか忘れたけど途中で切りました

 

 

 

他にも4月から見始めたアニメはあったけど

途中で切ってしまったので感想というほどのことも無いです

 

 

で、すでに7月からの夏アニメが始まっていて

 

巷の覇権候補は『推しの子 第2期』のようですでに大盛り上がり

 

私的には例の

『しかのこのこのここしたんたん』ですねwwwww

 

公式が出してきた1時間耐久動画で見事に中毒になって

 

 

これはもう見るシカない  ってことで

 

先行放映のABEMAで第1話観たけど

 

もう完全にブッ飛んでて私の大好物なアニメでした笑い泣き

いや

シカでした

 

いや

シカせんべいでした   ヌン

 

 

日曜夜23:30からいよいよ地上波でも放送開始なので今からワクワク

いや

わくわくしかしかwww

 

 

夏アニメの方も一巡したら初期の感想をあげたいと思います