2024年1月~3月期の冬アニメもテレビでの放送は3月中にすべて終了し

その中で私がYouTubeの同時視聴ライブ枠でも視聴していた作品も一週間遅れで昨日最終話の同時視聴が配信されたので

私の観ていた2024冬アニメはその同時視聴分をもってすべて終了しました

 

なんてことをやってる間にすでに4月からの春アニメはスタートしていて

冬アニメについてネタにしておくならしかないので

 

今回は私が視聴した2024冬アニメ(1月~3月放送)の中で個人的に特に面白かった2作品について書いておきたいと思います

 

 

 

ということで早速ひとつめは

 

【姫様”拷問”の時間です】(ひめごう)

 

 

ひめごうは放送が始まった頃の私の記事で

「今期アニメのベスト1で決定!」

なんて宣言してたけど

 

・・・実は自分の中での1位の座は次にあげる2作品目のアニメに譲ってしまいました(汗)

 

とは言ってもひめごうの面白さは本当に当初の期待通りで

最後までメッチャ楽しませてもらえました!グッ

 

 

『ひめごう』は最高の癒し枠でしたね照れ

ここまで見事に毎話癒されて

そして笑える楽しいアニメは

私自身は他にあまり見た記憶が無いと思えるほど

 

とにかく素晴らしかったです拍手拍手

 

「わたしは決して屈しない!」

という

もはや前振りにしか聞こえない口上から

毎回いとも簡単に屈してしまう姫様の展開は

 

わかりきっていても面白くて

 

アレです

「押すなよー!押すなよー!」

みたいな鉄板ネタと同じw

 

しかもその姫様を屈させる「拷問」という名のご褒美ネタの数々がバラエティに富んでいて

 

 

このアニメは姫様を拷問するというよりはそれを見ている視聴者の方が拷問されてる

という感じでしたね

 

 

こんなん見せられたら誰でも屈するわっ!!(笑)

 

 

 

原作は未読なので見始めた当初は「拷問ネタ」がネタ切れになるんじゃ? と少し心配したけど

全然そんなことはなかった

さすが原作が大人気で連載が今でも続いているだけのことはありますグッ

 

 

作画が今期アニメトップレベルにクオリティ高くて

そのクオリティが最後までまったく落ちることなく安定して最終話まで完走した点も、特に評価されるべきポイントですよね拍手拍手拍手

 

本当に見ていて感動を覚えるほどの作画クオリティでした

 

 

そして

登場人物の大半は姫様を捕えている側の魔王軍だけど

その面々がみんな優しくて互いに思いやりのあるいい奴らばかり という本作の設定が

なによりこの作品の最高の癒しポイントでした

 

そんな魔王軍の頂点に君臨するのが

良き最高指揮官であり良きパパであり良き夫である最高の人格者の魔王

 

というのがこのお話の中で絶対ブレないキモの設定のひとつ

という感じですかね

 

このアニメを見ていて思ったのは

魔王軍は魔族なので人間ではなくて

中でも魔王などは見た目から凶悪そうだけど

実は超の付く善人で

 

見た目と、そしてよくある物語のお決まり設定と同類に考えれば

魔族は絶対的な悪で人類の敵というのが定番だけど

(フリーレンなんかもその典型ですね)

 

ひめごうの中で描かれている魔族はまったく真逆

人類が魔王軍と戦いをしているのはむしろ人間側に原因があるのでは?

って感じられる描写になっていて

 

この作品って実は

「ここに出てくる魔族のような思いやりや優しさを忘れてしまった現代社会の人類って、人としてどうなってるの?」

っていう痛烈な風刺を込めた物語のようにも私には思えてくるのです

 

・・・・・・・・・・

 

小難しい話は置いといて

 

最高位拷問官のトーチャーのプライベートエピソードも

どれも良かったなあ照れ

 

中でも出張先のビジネスホテルの部屋で夕食を食べてるシーン

 

 

いやあ、メッチャわかるうーー!!www

 

出張先でその日の仕事を終えてプレッシャーから解放されて

ビジホの狭いデスクでコンビニで買ってきた晩飯を食べる時の

あの、えも言われぬやすらぎと充足感照れ

 

この瞬間がいいのよOK笑い泣き

 

 

わかりみが深ーーーい!!!!笑い

 

 

すぐに屈してしまうポンコツな姫様も

たまに見せる凛々しいイケメン姫様があるからこそのギャップがより面白さを倍増させてますよね

 

1話アヴァンとCパートで姫様のあの対比シーンを入れたことが

このアニメの笑えるツボをズバリ示している

 

1話から初見勢の心を鷲掴みにする、とても良い見せ方だったとあらためて感じます

 

 

『姫様”拷問”の時間です』は2期制作決定なので

2期も超楽しみですグッ

 

 

 

さて

個人的に超お気に入りになったそんな『ひめごう』を抑えて

冬アニメで一番面白かった作品

 

世間的にトップ人気の

フリーレンや僕ヤバ2期や薬屋などよりも

 

私個人的にはそれらよりも遥かに面白かったと思う作品は

 

 

【魔法少女にあこがれて】(まほあこ)

ですね

 

 

自分の中ではもうブッチギリのベストですクラッカー

 

完全にダークホースでした

 

1話を見た時から面白いとは思ってたけど

ここまでの傑作になるとは正直思ってはいなかった

 

とにかく素晴らしかったですね拍手拍手拍手拍手拍手

 

エロアニメだから というのではない

むしろ個人的にはエロだけのアニメなら毛嫌いして途中で切ります

 

物語がとにかく面白かった

もちろんそれは「エロ」を前提とした物語なのでエロ抜きには語れないけど

 

1クール13話での物語の組み立て方がまずとにかく素晴らしかった

 

 

毎話出てくるおバカなほどのエロ描写やギャグの話のひとつひとつが

それ以降の話数の展開での説得力を高める伏線になっているような

そういう巧妙な仕掛けの光る見事な構成とシナリオになっていて

 

私はあえて原作は未読のまま最終話まで観続けたけど

ネットでの反応を見ているとアニメに出てくるエピソードは原作エピソードの登場する順番までかなり大胆に改編されていたということで

 

全13話を完走して各話でのエピソードを振り返ってみれば

最終話にどんなエピソードを持ってくるかを最初に決めた上で1クールで描くテーマや物語を原作から厳選して

それらの要素が話数が進むごとに重層的に積み上がって最終話につながるように全体構成を練りに練ったのだろうな、と

 

原作を知らずともそう感じられる本当に見事な物語の組み立てが

1クールアニメとして素晴らしい出来だったとまず感じるのです拍手拍手拍手

 

 

そして『まほあこ』で外せないエロ展開も、もはや伝説級の突き抜け方で

「中途半端ならやらない」

と制作陣が宣言してるかのような突っ走り方グッ爆  笑笑い

 

その潔さと反骨精神に感動すら覚えるほど

 

いや、だって

地上波放送では自主規制で見せてはいけないところに謎の白い光りというのは最近のエロアニメの定番だけどw

 

まほあこでは とある部分を白い光りで隠したかと思うと別のカットでは隠さなかったり(笑)

 

しまいには謎の白い線どころか

画面のほとんどが真っ白でもはや何が描いてあるのかわからなかったりwww

 

 

 

これ絶対わざとやってるだろ ってwww

自主規制の「謎の白い光り」を逆手にとってギャグ要素にまで昇華させてるって感じ爆  笑

 

最近のなんでもかんでもBPOに打ち上げて放送中止にしてやろうと狙ってる連中に対して

「バー〇」

って喧嘩売ってるかのような過激な描写の数々www

(…は規制解除版でしか見られないけど 笑)

 

好きだなあ、こういう反骨精神のある作風グッ

それだけでも応援したくなる爆  笑

 

 

アニメーションの出来に関しては

作画崩壊ではないけど正直かなり厳しい回もあったけど

 

これは放送開始の頃の記事でも書いたことけど、

限られた予算とスケジュールの中でも特に大事な回やエピソードにはクオリティを保つためのリソースの配分がきちんとマネジメントされているように感じられて

 

そのことについて触れたのは3話放送時点まででの感想だったけど

その後全13話まで完走して振り返っても、

やはり大事なところではクオリティを落とさないように配分がきちんと考えられていたことが見てとれるのです

 

最終13話のクオリティを見ればそのことがよくわかります

 

 TVシリーズアニメでは後半になるほどスケジュールが厳しくなって作画が微妙になってくるアニメも中にはあるけど

(最近では”ブタ”なんか放送延期の上に万策尽きてたし)

まほあこの場合は最終話はむしろ数段作画カロリーが上がった上にクオリティも上げてきたという

 

そういう、スケジュールと予算のリソース配分が完璧に出来ていないと実現出来ないはずのことをしっかりとやりきって全13話完走させた制作陣の努力と力量にも拍手しかないです拍手拍手拍手

 

判官贔屓(ほうがんびいき)ではないけど

例えばフリーレンや薬屋みたいにバブルに沸く企業が金を出しているアニメは出来が良くて当たり前 …とまでは言わないけど環境が恵まれているのは確かなはずで

 

そういう恵まれた環境にある作品が見せてくる圧倒的クオリティももちろんいいけど

私個人的には限られた予算と環境の中で必死に知恵を絞って作ったであろうと感じられる作品には、より強く惹かれるところがあるんですよねえ

 

まあ、まほあこに関してはそういう判官贔屓的なバイアスのかかった視点を抜きにしても

私的には今期アニメの中ではフリーレンや薬屋や僕ヤバよりも面白かった

と思っているんですけどウインク

 

 

原作勢の反応を見ているとまほあこはアニメで出てきた先の物語がさらに面白くなるそうで

円盤も速報値の初動売り上げではフリーレンよりも売れているということなので

是非とも2期を見てみたいアニメなのですが

 

今のところ公式からは2期に関しての情報は無くて

 

13話の終わり方が典型的な俺たたエンドでキレイに閉めていることからも

 

 

製作委員会的にはまほあこアニメは1クールだけで完結と考えていたであろうことは明らかで

 

 

さらに過激なエロ描写が出てくるというこの先のエピソードの2期アニメ化は

どれだけ円盤が売れてグッズが売れたとしても正直厳しいかもしれないですねアセアセ

 

でも もしも上手く2期制作が企画に乗ったとしたら

現状の人気を見れば今度は予算もそれなりにつくはずなので

 

そんな、パワーアップしたまほあこアニメ2期はさらにスゴイものになる可能性があるので

あまり期待しすぎないで続報が来ることを待ちたいと思います

 

 

『魔法少女にあこがれて』 13話エンドカード