私のスーパーカブですが
トリップメーターが付いていないので
給油タイミングを前回給油からの走行距離で判断する使い方の自分にとっては、トリップメーターが無いことは地味に不便なのです
ツーリングではある程度どこら辺で給油するかは事前に計画しているので、自分の場合さほど問題にならないのですが
普段使いでちょこちょこ乗っているときが一番面倒で
乗り出す前に前回給油時と現在のオドメーター距離を計算して、まだ余裕があるか途中で給油するかどうか、いちいち考えてから乗り出すというひと手間の面倒
ということで以前から「トリップメーターを付けたい!」 と考えていて
自転車用のサイクルメーター(サイクルコンピューター)を付けてみました
現在のサイクルメーターは取り付けの手軽さからワイヤレスタイプが主流だけど
自転車ではなくバイクに付けるうえではノイズ影響も無視できない気がしたので
あえて有線タイプを選択
で、サイクルメーターを取り付けるうえでセンサーの位置は通常 自転車ではフォークの上部に取り付ける設定だけど
カブのようなボトムリンクサス車では、フォーク上側にセンサーを付けるとスポークに取り付けたマグネットとの位置関係がサスストロークで上下にズレてしまうので
ボトムリンクのサスアーム延長線上にあたるハブの後方側にセンサーを付けました
センサーとマグネット部分位置関係の拡大
この位置ならサスがストロークしてもスポークに付けたマグネットの軌跡が車体側センサーのセンシングゾーンから外れることはないだろう、と
サスがストロークしたときにマグネットがセンシングゾーンから外れて信号を拾えないことがあったりすると即メーター誤差につながってしまうので
今回の取り付けで一番神経を使った部分です
メーター本体は有線タイプなので線の届く範囲にしか設置できなくて
ステアリング上側までは線が届かず持ってこれなかったので
「えーい、面倒だ!」
とばかりに
前カゴにケーブルストラップで縛り付けてやったwww
まあトリップメーターが確認出来れば良いだけなので、
わざわざ無理して線の延長をしたりしてスピードメーターの近くまで持って行く必要もなかろう と
この位置でも普通の乗車姿勢で少しの視線移動で走行中にメーター数値は読み取れます
おまけに
このメーターは一番廉価版のものなのでバックライト(照明)は無いタイプだけど
この取付位置のおかげで夜間はヘッドライトの明かりでちょうどいい塩梅に照らされるので、バックライトも不要
本体の取り付け完了後、サイクルメーターはタイヤの周長をセンチ単位で設定入力することで各種タイヤサイズで使える仕組みになっていて
説明書ではタイヤ外周の周長を測定するように書かれているけど
単純に静的な外周寸法を計ったのでは乗車1G状態のタイヤの凹み分が考慮されないので
私は実際にカブにまたがった状態でタイヤ1周分前進させて、何センチ進んだかをメジャーで計りました
結果、17インチ 2.25サイズタイヤの私のカブの場合だと170cmちょうど
ただこの数値は直立状態の値で、
実際の走行では車体がバンクするとタイヤ接地面が変化して周長は短くなる方向なので
えいやっ!と適当に(?) 1cm短く
169cmでメーターには設定しました
・・・自分の使い方の場合最終的には車両のオドメーターの積算距離と誤差が出なければOKで、実際に走行して車両メーターとの距離比較であとで微調整すればいいや と考えて適当に1cm短くで設定したけど
結果的にはこの設定で実用上の誤差はありませんでした
ということで取り付けたサイクルメーター
私の場合はトリップメーターとしての使用目的メインで
やっぱトリップメーターがあると断然便利です
自転車用なので距離が10m単位で表示されるのはちとウザイけどw
実用上は問題無し
本体にひとつしかないボタンを長押しで数値がリセットされるので
迷うことなく簡単にゼロに戻せるのがとっても便利
あと副次的な効能(?)として
正確な速度がわかるようになった
タイヤ1回転の周長実測値で設定しているのでスピードメーターの値はかなり正確なはずで
サイクルメーターの表示してる速度と比較すると、私のカブのスピードメーターはかなり甘々だったことがわかった
カブのメーターで60km/hのとき
サイクルメーターの値では53km/hくらい
多分サイクルメーターのスピードの方が正確
まあサイクルメーターは表示がワンテンポ遅れるのでバイク用スピードメーターとしてみれば役不足ではあるものの、定速で走行中は正確な速度値が得られるというのはなにかとありがたいです
ということで
自転車用メーターのマグネットセンサータイプをバイクに使ってきちんと正しい表示がされるのか購入取付前は少し不安もあったけど
400kmくらい走って今のところ距離計での誤差は無く
なかなか実用的なカブのプチカスタマイズアイテムでした