タダで貰ってきたスーパーカブの再生シリーズ

 

前回記事 ↓ からのつづきです

 

 

前回までに修理した灯火関係部品やスピードメーター以外に、直していかなければいけないパーツは山ほどある

・・・というか

ほほすべてのパーツに手を入れて行かなければならないので(^^;)

 

とりあえず手を付けられる部品は片っ端からやっつけていこう  と

 

全バラして山となってるカブのパーツを前に気合いを入れてきます

 

 

 

まずは全バラした段階でサビ腐食の進行度合いが深刻に感じられたチェーンケースをなんとかしておこう

 

薄い鉄板で出来ているカブのチェーンケース

 

その内側は全面に赤錆の状態

 

さらにチェーンが弛んだままノーメンテで使い続けたためか

スプロケ下部の部分のケースに穴が開いている状態

 

とにかく内部の赤錆をワイヤーブラシなどで落とせるところまで落としていく

 

電ドルのワイヤーブラシで落とせるところは手っ取り早く電ドルで

それの届かないところは真鍮ブラシで手作業で

そしてケース外側の軽微な浮き錆びなどはボンスターで

持っているツール総動員でサビを落として

 

とりあえずここまではサビを落としました

 

 

 

で、内部は見えなくなるので

構わず全面にサビチェンジャー塗布処理

この真っ黒くなっていく感じがもはや快感になってるニヤリ

 

 

さてそれで、この開いた穴です

これはもう外から板を貼ってふさぐしかない

 

手持ちで板厚0.5のアルミ板があったので

穴をふさぐ形状の型紙を作って、型紙形状にアルミ板を切り抜く

 

そしてチェーンケースの面に沿うように板を曲げて

 

取り付けは特に力の掛かる部分ではないので接着でOKだろうと

 

接着して完全硬化までクランプで押さえておいて

 

穴ふさぎ完成チョキ

パッチ感が笑えるけど爆  笑

ホイール側で内側になる部分だから取り付けちゃえばそれほど目立つ場所じゃないし

あとで塗装する予定なのでこんなもんでしょOK

 

内側はケースの穴とアルミ板のスキマ部分に水が入り込まないようにシリコンシーラーを塗っておいた

 

 

 

次はスイングアーム

チェーンケースに比べればさほどひどいサビではないけど

まあ年式なりにサビが出ているって感じ

 

シコシコと真鍮ブラシでサビを落としていく

 

 

全バラしている段階では外装の塗装はそのまま残そうかと考えていたけれど

(元々は外観のヤレ感を残したレストアにする構想だったので)

 

こうして車体の塗装部分に浮いたサビを処理していくうちに

・・・やはり全塗装はしないとダメだろうな と

 

ブラシでシコシコとサビを落としながら車体の塗装も真剣に考え始めました

 

塗装するしないでは、こうした車体部品のサビ取り処理のやり方も変わってくるので、、、

 

車体の全塗装が前提であれば、この段階で特にミガキは入れずに

この程度にサビだけ落としておけば良いかな?

 

 

 

リヤショックは単純にサビ落としとミガキあげ

 

上が処理前、下が処理後

新車の輝きを求めるわけではないので、これくらいで十分

 

 

 

さて、全バラしたパーツの中でジミに気になってるのが

こうしたボルトナット類です

これをそのままは使いたくない

 

で、こういうナットやワッシャ類のサビ落としは

 

自分の場合は手っ取り早くグラインダーのワイヤーブラシで強制的にサビを削り取ってしまう!w

こんな荒業は他の人はあまりやらないだろうなあ。。。

 

でもねえ

 

一発でキレイになるのでせっかちな自分の性格にはピッタリなのよ(;^_^A

 

チェーンアジャスターも

 

この通りキラキラ

ナットとワッシャは普通のM6ナット・ワッシャなので

これらは新品交換するからヤラズでオッケー

 

 

それでです

 

グラインダーのワイヤーブラシで強制的に表面を削った鉄部品は、

そのままにしておけばまた赤錆になることは必至

 

ネットで検索すると亜鉛メッキのDIYのやり方なども色々ヒットするけれど

ちょっと今回は別の方法で試してみたいことが

 

 

ガソリンタンクのサビを処理するときに使った花咲かGタンククリーナー

 

この「花咲かG」のアピールポイントとして

サビを除去したあとの防錆処理も同時にされる ということで

     〈効能書きより〉

 

ならば

ガソリンタンクの処理で使ったタンククリーナーがまだボトル半分残っているので

これの有効活用で鉄地肌がムキ出しになったナット・ワッシャ類の防錆処理が出来ないかなあ? と

 

ちょっと試してみることに

 

 

今回漬け込むパーツは溶液1リットルもあれば十分なので

10倍溶液1リットルをつくるために花咲かGは100ccだけ使用

 

で、10倍に薄めた溶液を、サビ取りで表面を削った鉄部品を入れたタッパーの中に満たして

 

そしてそのままフタをして24時間放置

 

結果は、

わっ! 真っ黒になってるびっくり

 

パーツを取り出してみると

 

 

なんか、削って鉄の地肌が出ていたパーツたちが

みんな色が変わってますね

 

外観的にはドブメッキ(溶融亜鉛メッキ)のような感じ?

 

これが花咲かGの防錆コーティングなのかな?

本来の使い方とはまったく違うけどてへぺろ

 

てか、処理してから気付いたけど(遅い!)

花咲かGは錆取りもするんだから(とゆうか、それが主目的)

どうせならサビを落としてからでなく、赤錆のまま投入すれば良かった(-_-;)

 

まあそれはともかく

今回はこれでこのまま組み込んで使ってみよう

 

これでもしサビが出てこなければ

DIYメッキで表面処理するよりもはるかに簡単で安全な処理方法になるかも?

 

なんたって、ただ漬け込んで24時間置いとくだけ

しかも溶液は再使用可能だしOK

 

何事も実験あるのみですねニヤリ

 

 

 

 さて次は

全バラの時に完全に固着して外れなかったセンタースタンド

 

交換用にヤフオクで落札したスタンドが届いたので、物が同じで使えることを確認したうえで

 

固着したスタンドの取り外しにかかります

 

 

・・・取り外す  と言っても

 

シャフトを切断するしかないw

 誤ってフレームを削らないように細心の注意をして

 

切れた(^-^)

 

 

 

もう片側も同じように切断したら

 

ようやくスタンドが外れました

 

 

切断したシャフトと外したスタンド

 

最後まで残っていたスタンドとリアブレーキペダルが外れたので

これで本当に全バラになりましたv

 

 

で、入手した中古品のセンタースタンドも程度良好とは言えず

 

シャフト穴の中が錆びついていたのでペーパーで修正しておいて

 

付属してきたシャフトの方は

やはりこれも固着していたのでしょう

激しくハンマーでブッ叩いて取り外したのか先端が潰れていて

 

このおかげで、送られてきたセンタースタンドからこのシャフトを抜くために、またハンマーで叩かないと抜けないという( ̄▽ ̄;)

 

まあこの程度ならグラインダーで削って修正すれば問題はない

 

で、削って鉄の地肌が出たので

 

これも花咲かGで防錆処理しておいた

 

便利だあ、花咲かGグッ

まあこれでサビが出なければ、だけどてへぺろ

 

 

 

ヤフオク中古品つながりでもうひとつ

 

このカブはステアリングロアカバーのメインキー穴のところが大きく欠損していたので

 

このカバーも交換するために、同じ形の物をヤフオクで落札しておいたのですが

 

 

 

色が違うのは塗装すれば良いとして

 

 ヘッドライトの固定穴のところが欠損してました

 

わかった上で安いから落札したけど

やっぱ気になるので直しておこうと

 

このパーツの材料はPP(ポリプロピレン)なので樹脂パーツ補修の救世主「プラリペア」は使えないため

 

ハンダごてで溶かして溶接しておくことに

 

見映えは悪いけど

とりあえず完全にくっついたw

 

 

 

今回はもうひとつサビサビの部品

 

リアキャリアもサビがひどくて

いちおうワイヤーブラシなどの正攻法でここまでは落としたけど

(この状態になるまで3時間以上はゴシゴシしてました)

 

もうさすがにサビ落としにも飽きてきたw

 

ので

 

新兵器を買ってみました

 

ネジザウルスのスプレー式サビ取り剤

 

「サビはお任せ!」って書いてあるけど

実際のところどうなんでしょう

 

 

吹き付けるとパーマ液のような強烈な臭いがして

すぐに泡が赤紫色に変化してくる

 

おおっ!これは効くかな?

 

と、思ったけど

なんか全然取れてる感じがしないもやもや

 

ステーのところなんか、ビフォーアフターの変化が無いなあショボーン

 

一度じゃ効果薄いかと思って3回

ブラシも併用してトライしてみたけど、

結局サビは落ちず

 

ダメだね、ネジザウルスのサビ取りスプレーバツレッド

 

久々の大ハズレ商品でしたもやもやもやもやもやもや

 

 

もう面倒なので、

結局サビチェンジャー!!(笑)

 

のぞくと見えてしまう場所だけど

もうあまりにもサビが頑固すぎて諦めましたチーン

 

このキャリアのサビ取りだけで何時間やってただろう

もう疲れた。。。

 

それでも上面はまあまあキレイになったので

 

これでキャリアのサビ取りはオシマイ

 

 

 

もういい加減サビ取りにも飽きてきたけれど(汗)

(根気のいるレストア作業には不向きな自分w)

 

もっと面倒なサビ部品がまだ残っているのですアセアセ

 

それはまた次回に

 

 

 

【追記】 次回の記事です

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