#サイコト
映画『サイダーのように言葉が湧き上がる』の聖地巡りに行ってきました
映画鑑賞と
兼 聖地巡り という点がミソで
サイコトのロケ地のひとつが群馬県高崎市にある
「イオンモール高崎」
で、その中にあるイオンシネマ高崎にサイコトを見に行けば
映画鑑賞と聖地巡礼が一緒に出来てしまう というわけ
聖地巡礼好きの自分にとっては願ってもない環境です
当然のことながら映画公開中の現在はイオンモール高崎の中はサイダーづくしでw
サイコト好きさんにはもうたまらない夢の園でございます
垂れ幕にもデカデカと舞台ロケ地であることを主張してます
モール内中央のコンコースには特設展示があって
上を見上げればサイダー色
モール内のいたる所にサイコトパネルが置いてあるのですが
よく見れば監督の直筆サインが
先週末 7/31に、このイオンシネマでイシグロ監督のトークショーが行われて、サインはその時のものですが
実は私はそのトークイベントも観に来ました
なので今回ここは2回目でございます(笑)
なんたって聖地ですからね♪
それに私の場合はクルマで来れば東京に出るよりも高崎は近いくらいなので
それならこの聖地の映画館で鑑賞するのがベストでしょ
というわけ
イオンシネマの中も
特設で壁一面がサイコトで埋め尽くされてます
イオンモール高崎が登場する場面の画像の数々ですね
このタペストリーにも監督のサイン入ってました
さて、映画を見終わって普通にモール内を散策するだけでも、そこら中が劇中登場の景色
まさに聖地で
こんな体験はまず滅多にないことですね
さっきまでスクリーン上で描かれていた場所が、映画館を出ると目の前に拡がっているんですから
聖地巡礼の趣味のない人でも、この光景には感動すると思いますよ
で、私は根っからの聖地巡り好きなので(笑)
しっかりと劇中登場場所を押さえていきます
もうワクワクです
まずは映画冒頭でヒロインのスマイルが診察を受けた歯医者さんの場面
奥の右側が歯科医院
実際は眼科ですが、周囲のテナントのイメージはかなり忠実でした
スマイルが動画配信で、子供用の背の低い自販機を見つけて「カワイイー」って言ってるシーン
こんな感じですかね
子供用の自販機って、実は自分は初めて見ました
確かにカワイイかも^^
モール内のこんな場所も
ここは1階のサブコートというところ
建物の構造は劇中そのままです
主人公チェリーが登場するこの場所は
屋上駐車場のエレベーター口です
このエレベーター口の上が、悪ガキ ビーバーの秘密基地になっていて
さすがに劇中のように上から俯瞰で眺めることは出来ないので横から切り取ると、こんな感じの場所です
モールの建物の外に出て
映画の冒頭でフジヤマ老人が徘徊している場面
ここは屋上駐車場へのスロープの下でした
ちょっと場面写とアングルが違ってしまいましたが
こちらもフジヤマさんがモールの外に出てしまったところ
看板は劇中では「ヌーベルモール」となっている点が異なるだけで、形や字体などは本物のイオンモールのものを忠実に再現している感じです
ちなみにこの階段
劇中の絵でも柵がしてある通りで、実際にもここはイオンへの入り口というわけではありません
多分、イオンモールになる前からの名残りの構造物なのかな?
さてモール敷地内はざっくりこれくらいで
イオンモールの前に拡がる田んぼの方へ歩いて行きます
ここ高崎のイオンモールを作品の舞台に選定した理由として、
「地方都市の田んぼの真ん中にあるショッピングモールを舞台にする構想の中で、ロケーション的にアニメ制作現場の東京からあまり遠くない場所として候補を絞り込んでいく中で、ここ高崎のイオンモールがイメージ通りだった」
というようなお話を先日のトークイベントの中でイシグロ監督が語られていました
まさにそのイメージ通りの風景
田んぼの向こうに忽然と姿を現すショッピングモール
映画オープニングシーンより
そして実際の風景
ちなみに、ですが
映画制作のロケハンの後にモールの建物が増床されたとのことで
写真のモールの建物の右側部分は新しく出来た部分で、劇中にはありません
そしてここの田んぼにある農道が、聖地巡礼地として監督自身が動画チャンネルでも詳しく解説している場所
ご参考にその動画です
上の動画内で解説している農道の場面
実際の場所
ここには似たような農道がもう一本あって、知らないとそちらの映画に登場してない方の農道と間違えてしまう可能性があります
上の動画では映画に登場する方の農道の説明をしているので、実際に訪問してみたい人は動画を参考にしてから行った方が間違いがないでしょう
で、なぜただの農道に監督がそこまでこだわっているかというと
これもトークイベントで監督が解説されいたのですが
「モールの中には沢山の人がいて、そこから外に出てこの農道を歩いている時間はチェリーとスマイル 二人だけの世界
その農道には2本のわだちがあり
2本のわだちの間にある雑草の生い茂った部分がさながら緩衝地帯のようで
この農道を二人が歩くとき、
わだちの間の緩衝地帯を挟んで歩くのか
それとも同じわだちを歩くのか
同じわだちを歩くなら二人のどちらが前を歩いているのか
そのような、二人のそのときの心の距離をメタファーとして、この農道を歩くシーンを演出している」
・・・というようなお話でした
二人の青春ラブストーリーを描く本作にとって、だからこの農道を歩くシーンはとても重要で
作品中ではこの農道の場面が何度も繰り返し登場します
聖地巡礼でもそのことを意識して歩いてみると
ただの農道が特別な場所に思えてくるから不思議です
動画でも紹介されてる場所としてもう一箇所
農道をさらにモールから離れる方向へしばらく歩くと、この絵の場所があります
キャプチャ画面では小さくてわかりづらいけど、自販機の屋根の下にスマイルがいます
この画はサントラCDのジャケットにも使われていて
実際の場所はカーブミラーが1本多いことを除けば劇中の配置と同じでした
さて
イオンモールとその近辺はこれくらいで
もう一箇所、劇中に登場するとても重要な場面のロケ地に向かいます
その場所は「牛伏山」
一応高崎市ではあるものの、イオンモールからはかなり離れてます
地図上で示すと
クルマでなければ行けない場所
しかも車のすれ違いも無理な細いくねくねカーブの続く急坂の林道を登った山頂を目指すので、ここはモール近辺の聖地巡りのように安直ではなく、結構気合いを入れて行くような場所なのですが
サイコトにハマってしまった人ならわかっていただけるハズ
ここも絶対に見ておきたい場所です
監督の動画チャンネルでも紹介されているのでご参考に
まずはそこにある観光施設の展望台
この施設は無料で入れます
中に入ると1階のフロアーは
さりげなくサイコトのポスターが貼ってありますが
中には地元企業の色々な製品などが展示されてます
で、
ここの登場場面は配信動画でも出てこないので劇中の場面の絵は無しですが
ちょうどこんなアングルでショーケースの向こう側にチェリーとスマイルが探し物をしているシーンで登場してます
映画を観た人にはわかりますよね
展示室の1階から階段をあがって2階、
さらにその上3階まであがると展望台
そこからの眺めは絶景です!
天気が良くてラッキー
で、この展望台からのこの眺めも劇中で登場してます
この鉄塔が立っているところがこれから向かう場所になります
が、そこへ行く前に
この展望台にチェリーとスマイルが並んで登場してます
まさにこの場所♪
せっかくの絶景なので高崎市街方面を眺めてみると
はるか遠くに、先ほどまでいたイオンモール高崎が見えました
上の写真の部分拡大
中央上の白い建造物がイオン高崎
遠くから見ても視認できるほど、
やはり巨大なショッピングモールですね
さて聖地巡りのラストを飾るのは
やはりこの場所です
さきほどの展望台から向い側に見えていた鉄塔の場所です
劇中に出てくる絵で配信動画から拾える場面をキャプチャすると
この鉄塔を劇中の絵のように写真に収めるにはかなり広角のレンズがなければ無理なので、それでも極力近い雰囲気で写真を撮るとこんな感じでした
この場所です
そしてこのシーン
さよならは
言わぬものなり
さくら舞う
桜の時期にまた来てみたいですね
実際にこの場所には立派なヤマザクラが沢山ありました
高崎に行けば、1日で映画を見てからここまで聖地巡りが出来ます
牛伏山まで攻略するにはクルマ移動が前提ですけど(^^;)
大好きな『サイダーのように言葉が湧き上がる』を、聖地の高崎で心ゆくまで楽しんだ1日でした