映画 『聲の形』(こえのかたち)

 

今週金曜日 7月31日の夜9時から、日本テレビ系列「金曜ロードSHOW!」で放映されます

【追記】放送日を「23日」と間違えて記載してたので訂正しました💦

致命的ミス!  申し訳ございませんm(__)m


 

 

劇場公開は2016年の9月

 

2016年は劇場アニメがとにかく盛り上がった年

 

2016年の話題作といえば

『君の名は。』

『この世界の片隅に』

 

そして代表的なもう一作が

 映画『聲の形』

 

 

この作品も私の超大好きな作品で、つい先日も放送とは関係なく自宅でBlu-ray鑑賞したばかりですが

 

それほどにお気に入りの作品

 

とにかく繊細なビジュアルには京都アニメーションらしさが詰まっていると感じます

 

 

まずはとりあえず30秒の予告編動画を

 

 

 

主人公の石田将也と聴覚障害を持つ少女 西宮硝子を軸に、かなり重たい展開を交えつつ、将也自身の内面的成長を描いていく物語

 

聴覚障害という障害のある子供に対して、あまりに惨く目を覆いたくなるようなイジメの場面が出てくるので、そこだけを見ると嫌悪感で途中で視聴を止めてしまう人もいるかも知れない

 

それほどに重い表現を、逃げずに真正面から捉えて描いていく作品です

 

 

しかしこの作品が訴えたいのはそこではない

 

 

伝えたいのに伝わらないという、誰もが抱いている(または抱いた)であろう忸怩(じくじ)たる思い

 

そして他人(ひと)に話すこともはばかるような過ちを

人は許すことが出来るのか

なにより自分自身が己を許すことが出来るのか

 

 

そのような物語のテーマから振り返ると、

 

聴覚障害があるかどうかではなく

そしてイジメがあったかどうかでもなく

 

人として普遍的な、誰もが心の片隅に抱いている(であろう)他人との繋がりの難しさや、そこからくる自己嫌悪のような、

心のデリケートな部分をグサグサと容赦なく突き刺してくる

 

そんな、とても考えさせられる作品だと思います

 

 

 

主題歌はaikoさんが歌っていて

この曲もとてもよいですね

PV中には主要な場面が散りばめられています

 

 

 

そういうことで

今週予定されているテレビ放映は衛星チャンネルではなく誰もが見られる民放地上波での放送なので、まだこの映画を未見の人にも広く見てもらえるよい機会かと思うのですが

(地上波放送は前回はNHK Eテレで、今回で2回目)

 

今回は民放番組なので、途中CMで何度か途切れてしまうだろう点は残念ではあります

そして、ノーカットなのかな?、、、

 

 

 

CMで切れるのはイヤだ という方には、現在は主な動画配信サイトでも配信されているので、そちらで視聴してもよいかも知れません

 

 

 

 

・・・と、ここまでTV放送や配信での視聴を宣伝しておいて言うのもなんですが、、、

 

 

実はこの作品は映画館での鑑賞でなければ本当の意味での感動は得られにくい作品だなあ

  と自分的には思っていて・・・

 

もちろん物語の内容や映像の美しさなどはテレビや配信からでも十分に伝わってくるのですが

 

 

この作品の娯楽作品としての演出のレシピにおいては、音響面の要素がとても大きな比重を占めているんです

 

 

映画館で(しかも基本的な音響調整がされている映画館であることが前提で)

まわり中から音が響いてくるサラウンド、

そして場面によってはズシンと響く重低音の再生まで

 

そのような音響が再生出来る環境でこそ成立する、音による効果まで含めたトータルでの演出が施されたシーンが、この作品ではとにかく多いのです

 

 

中でも特に大事なラストのシーン

 

将也自身の気持ちが観ているものに伝わってくる感情移入の深度は、明らかに映画館(またはホームシアターだとしてもバーチャルではないネイティブ5.1ch再生)で鑑賞することを前提とした演出になっていて

 

映画館で見たことが無くテレビでしか見てない人には、100%のレシピでこの映画を味わうことは出来ないのでは? と

その点だけは気掛かりです

 

なので、もしテレビや配信チャンネル等でご覧になって少しでもこの作品が気に入ったら、この先映画館での再上映の機会があれば是非とも映画館での鑑賞をオススメしたいな

  と個人的には思います

(人気作なので時々再上映されてますし)

 

 

 

以下、公式ページや公式動画です

 

 

 

本予告動画

 

 

 

これは特番の配信版なので長いです

ただし中身は濃い、33分の動画