「この世界の片隅に」が劇場公開されてから1年が経ちました。

 

この1年、自分としては全力で、

本当に全力疾走でこの映画を応援し続けてきて

 

しかし突然に近在での上映が無くなってしまって、

スコーンと穴が開いた

 

なんだか放心状態になっています(+o+)

 

こりゃあいかん、

自分なりに心の整理をしないと心が息切れしとる

 

そういうわけで今日は、他人様から見たら面白くもなんともない

自分が全力応援してきたこの1年間を振り返っておきたいと思います。

 

これはだから、自分のため

 

 

振り返ってみると、今から1年前

 

自分はもともとこの原作も知らず、昨年の公開前の予告編はいくつかの映画館で見ていたけど、その予告編映像からは戦争映画というイメージしか伝わってこなくて、

 

特に日本の戦争映画にはほぼ悪いイメージしか持っていない自分にはカテゴリー外の作品としてしか映ってませんでした。

 

 

ところがあるとき大好きな映画館、東京 立川のシネマシティさんがニュース記事でこの映画を紹介したんです。 

シネマシティ ニュース記事 2016年11月6日

 

どうしても、観てほしい映画があります。

すべての作品に平等であることが、映画館として正しいあり方かも知れません。
でもそのことを頭ではわかっていても、ひとりの映画ファンとして、感情まで抑えつけるのは容易ではありません。
どうしても観てほしい、その映画の題名は『この世界の片隅に』。
かの傑作『夕凪の街 桜の国』を描いた、こうの史代さんの漫画を原作としたアニメーションです。

(中略)

こんなことをする意味があるのかと嗤われてもいい。
騒ぎ立てることで、ひとりでも多くの人を振り向かせられるのなら。
『この世界の片隅に』。
どうしても、あなたに観てほしい映画があるのです。

 

私にとってすべての始まりは、このシネマシティさんからのメッセージでした。

 

大好きなシネマシティさんがそこまで言うなら、機会があれば一度観ておくか、と

 

で、まあ気が変わるかも知れないので予約をせずに公開初日の11/12に別の映画を観てから「この世界の片隅に」を上映しているfスタジオへ行ったら、

なんと満席で当日はもう空き席無し

 

翌日曜日は別の用事があったので映画館へは行けず、

結局 翌週の土曜日に今度は予約を入れて観に行ったのが初めて観た日、

昨年の11月19日のことでした。

 

なので自分にとっての1周年は本当は来週なんですけど(;^_^A

 

で、最初に観たそのときに強烈な衝撃を受けて

 

「なんだこれは!!!」

 

もう心がズタズタで観終わったときは放心状態でした。

 

いや、でも1回観ただけでは大部分が理解出来ていない

もの凄く深いぞ ということだけは感じて、

 

そして買ってきた劇場パンフレットにすべて目を通して、

劇中に出てくる意味不明な単語もある程度はおさえて

良く知らなかった広島と呉の地理関係も確かめて

 

そして翌日曜日に今度は地元に近い映画館で2回目を鑑賞して、

 

もうそこから完全に病みつきになりました。

と同時に、

その当時はまだ全国63館の小規模公開だったので、

これはとにかく自分一人でも応援していきたい と、

 

そのときに心に決めたのが、

「最低でも週に1回は映画館で「この世界の片隅に」を観よう」 というノルマでした。

 

自分ひとりが映画館に通い続けたところで興行成績に影響するわけではないけど、

そうまでしてでも応援している人がいますよ  というアピールくらいにはなるだろうと。

 

だから当時はシネマシティのアンケートBOXにも度々投函したっけ

 

 

そうやって、私の「この世界の片隅に」全力応援が始まりました。

 

『最低でも週に1回は映画館で観る』 というノルマを自分に課したおかげで、

これまでに経験したことないレベルでの映画館通いの生活が始まりました。

 

本当に色々な映画館を渡り歩きました。たったこの1作品のために

 

ちょっと一覧にまとめてみました。

 

やはり一番多く通ったのは総本山のテアトル新宿、

2番目は自分にとっての心の聖地 シネマシティ

 

ららぽーと富士見は会社帰りに寄れたから回数が多いけど、東宝系なので映画館としては特にこの作品への肩入れはしていなかったなあ、、、

 

意外なのはイオンシネマ幕張新都心

 

片道で100kmもある幕張に、通った回数が4番目に多いとは自分でも驚きです

ツイッターの中の人 こと 支配人さんが、ものすごくコノセカ推しされていますからね。

そういう映画館へは遠くても通いたくなります(^^♪

 

一番遠いのは1周年の日にも行った新潟西

ここもイオンシネマですけど、片渕監督作品を新潟県に広めてくださっていて、

イオンシネマさんはコノセカ推しの映画館が多いですね。だから好きラブラブ

 

ちなみに私は埼玉県人です。

なのに埼玉の映画館は3箇所で、他はみんな他県という、、、

地元に貢献しとらんですね(汗)

 

まあそれにしても、「この世界の片隅に」で追っ掛けしなかったらまず一度も行くことが無いであろう場所の映画館まで、よくも通ったもんです。

 

過ぎてみればあっという間の1年、

自分にとっては様々な思い出のあるそれぞれの映画館の写真をギャラリーで

 

 

立川シネマシティ シネマ1

 

fスタジオのポスター

 

fスタジオのスクリーン

 

この頃はシネマシティがホームで通ってました

毎週満席で、チケット予約の始まる日にすぐに確保してたっけ

 

 

新宿ピカデリー

 

 

キネカ大森、小さなスクリーン

 

キネカ大森の「この世界の片隅に」愛は凄かったです(ノД`)・゜・。

この写真の右端に写ってる青ファイルは原画のコピーがファイルされていて

この青ファイルはキネカでの上映が終わってからはテアトル新宿に展示されてました

 

 

 

テアトル新宿

シネマシティでの上映が終わってからは、ずっとここをホームにしてました

 

初期の展示コーナー

まだトロフィーなどは飾ってませんでしたね

それでもこの展示コーナーを見ると、すずさんに逢いに来た と思わせてくれました。

 

初めて片渕監督のトークイベントに参加出来たのもテアトル新宿でした

 

 

イオンシネマ新潟西

IMG_20170423_111142060.jpg

映画を観るために新潟県まで行くという、人生初の遠距離映画館通い(?)

 

この日は「この世界の片隅に」と「マイマイ新子と千年の魔法」のW上映、

そして両作品での片渕監督の舞台挨拶というスペシャル企画でした

IMG_20170423_110230226.jpg

 

 

キネマ旬報シアター  千葉県柏市

ここでも「この世界の片隅に」と「マイマイ新子と千年の魔法」のW上映 & 片渕監督舞台挨拶が行われました

 

 

ちょっと東京を離れて、長野県上田市

100年の歴史の上田映劇

 

コトリンゴさんのハナウタライブが行われました

 

 

テアトル蒲田

昭和の時代にタイムスリップしてしまったような映画館

 

でも座席はリニューアルされていたので、見た目の雰囲気とは違って中はきれいでした

 

 

結構連続で通ったイオンシネマ幕張新都心

この日は片渕監督が音響セッティングしたULTIRAで監督挨拶ということで、広いスクリーンが満席となりました

 

スクリーンへ続く通路のサインパネルが全部すずさんに

 

すずさんパネルがお出迎え

 

ULTIRA特大スクリーン

 

 

下高井戸シネマ

 

なぜかここでは毎回満席で

200万人達成の日を早めたのは、ちょうどその頃に連日満席で上映していたここのおかげではないかと個人的には思ってます

 

 

テアトル蒲田と同じフロアにある蒲田宝塚

 

 

そしてまた少し北へ行って、群馬県の高崎電気館

ここも歴史のある映画館で、大切に存続してもらいたい劇場です。

でも座席が昔ながらで、お尻が痛くなるのがたまにきず

 

 

東京 田端のシネマチュプキ・タバタ

 

ホームシアターサイズの超ミニ映画館

でも音響はこのときだけスピーカー増設+岩浪音響監督セッティングでスゴイ音を鳴らしていて、ファンの間で話題沸騰の結果、最後の頃はチケット入手困難になってしまいました

 

川越スカラ座  埼玉県川越市

ここでも片渕監督のトークショーが行われました

映画館は116年の歴史のある劇場で、この日は天井からの雨漏れを受ける洗面器の音を聞きながらの映画鑑賞という、貴重な体験をしました(笑)

 

 

池袋の新文芸坐

 

夏休みらしく、オールナイトで「アリーテ姫」「マイマイ新子と先年の魔法」「この世界の片隅に」の3本立て、

上映前には片渕監督と小黒氏のトークセッションが行われました

 

 

イオンシネマ シアタス調布

出来立てホヤホヤの映画館

劇場のこけら落とし公演で、「この世界の片隅に」がここで一番大きいULTIRAスクリーンで上映されました。

最初は一週間限定上映のはずだったのが、期間延長を2回繰り返して、結局3週間の間上映を続けてくれました。

 

 

丸の内ピカデリー

私の最近のブログで度々紹介した爆音上映が行われた映画館

有楽町駅の目の前という、要するに銀座にある映画館

爆音上映は貴重な体験でした

そして最後の上映回のときには片渕監督のトークショー

つい先週のことなんですけど、近在の上映が途切れてしまった今週になってみると、なんか昔のことのように思えてしまいます。

 

それにしても、こうして振り返ってみると本当に濃密な1年でした。

 

少なくとも仕事をしながらの自分にとっては、休日は通える限りは休みなく映画館へ足を運んだ1年だったなあと思います。

 

暇と財力があれば、もう少し遠方のイベントにも参加したかったけどね(^^ ゞ

 

次にこのような毎週毎週の全力映画館通いをするのは、

多分「この世界の片隅に」長尺版が公開された時かな?

 

何年後になるかわからないけど、そのときが楽しみです照れキラキラ