(C)こうの史代・双葉社/「この世界の片隅に」製作委員会
いよいよか!?
…が率直な想い
いつもチェックしているYahoo!ニュースのテーマ別記事に本日掲載されていた、
〔「この世界の片隅に」のセルスルー先行配信がAmazonやiTunesで10日スタート 〕
記事のリンク→ https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170509-00000098-impress-ind
「この世界の片隅に」のセルスルー(買い切り)先行配信が明日、5月10日からスタートするそうです( ̄□ ̄;)
早速調べてみると、
Amazonは→ 商品ページ
U-NEXTは→ 商品ページ
確かに、すでに予約ページが掲載されていました・・・
私個人的には もの凄く複雑
そりゃあね、見たいですよ、
コノセカが観たい時に観れるってのは魅力ですよ、
でもね、配信が始まるってことは、映画館での上映が今以上に絞り込まれる、
いや絞り込まれるだけならまだしも、終わってしまう時期が早まってしまうのでは??
それに、この作品は映画館で、映画館のスクリーンで観るべき映画だと思っています。
イオンシネマ新潟西での片渕監督のお話し、
『 「この世界の片隅に」って本当に世界がそのままそこにあるみたいに見える、ただそれもすずさんの居る場所から見えるほんの片隅から見える世界なんだけど、そこに世界があるように感じていただけると良いかなと、思って作った映画であります。
そのためには大きなスクリーンで観ていただいて、細部までいろんなものがあるのを感じていただいて、
なぜなら大っきなまとまった世界ってのはどこにも無くて、小っちゃな小っちゃなディテールだけ、それだけが寄り集まってひとつの大きな世界を構成しているからなんであって、
そういうものの中に居るすずさんを、大っきなスクリーンの中に居る小っちゃなすずさんを見てもらえると良いかなぁ、と。
それからすずさんを取り巻く沢山の音を、映画館のこういう環境の中で聴いていただけると良いかなあと思っています。』
(2017年4月23日 イオンシネマ新潟西 片渕監督舞台挨拶より)
配信が始まると、まだ映画館で観ていない人でも、手軽にダウンロードして見られるなら映画館へ行かなくていいか、 という流れになるんでしょうねぇ。
だけどね、
自慢じゃないけど40回以上映画館でコノセカを観てきた私は言わせていただきます。
ダウンロードして自宅鑑賞するその中には、本当のすずさんは居ないよ! って。。
一度は映画館ですずさんに会ってこなければ、初めて出逢ったすずさんが自宅のテレビやPC、ましてやスマホの画面の中だけでは、「この世界の片隅に」に込められた想いを受け取ることは出来ないのでは? と思うのですが。
私はだから敢えて、配信サービスが始まってもまだダウンロードする気にはなれないです。
やっぱり映画館に居るすずさんに会いにいった方が良いから。
それに今の時期での配信サービスを応援する気にはなれないから。
でも、配信が始まるってことはこの先上映館が無くなっていくんだろうなぁ
ここまで読んでいただいた皆さん、
明後日5月12日は何の日か、わかりますでしょうか?
正解は、「この世界の片隅に」公開からちょうど半年、
半年間公開が続きました。異例のロングランの領域に入ってます。
それでも私はまだまだ上映の継続を望んでいます。
だから、通い続けます。上映が続く限りは。