久し振りのXSR900ネタです
XSRには最近はあまり乗れてないのですが
積算距離は現在2.3万キロといったところ
実はこのバイク、これまでまだ1度もプラグ交換してません
プラグの状態がどうかも点検すらしてません
だって、このバイクはプラグを外すの超面倒なのでねw
とはいえ
「そろそろ交換しないとだなあ、、」
とは思っていたので
重い腰を上げて新品プラグをポチりました
ブツが目の前に来ればやらざるを得ないだろうという
自分のようなものぐさ人間を強制的に動かす最終奥義ですなww
というわけで
XSRのプラグ交換をしました
今回はその手順の記録です
同型の(2016モデル)XSRやMT09系に乗っていて同じようにこれからプラグ交換してみようかと考えてる人の、もしかしたら少しは参考にもなるかも知れないので、
少し詳し目に記録しておこうと思います
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それでは本題 … に入る前に
事前準備のお話しから
XSRのプラグメンテでは燃料タンクを外すので、
ガソリンを抜いておく または減らしておく必要があるのか?
についてですが
まったく気にする必要はありません
なんならガソリン満タンでもそのままで大丈夫です
満タンでもタンクの重さは多分20㎏くらいなので、
ちょっと重いけど一人で持ち上げられます
とはいえあまり口切り満タンでは傾けたときに溢れても危ないので、
満タン状態だったら近所を走ってきて少し減らしておいた方が無難ではあります
次に必要工具ですが
自分でやってみたいと考えてる人ならば基本的な工具類は持っている前提として
絶対に持ってないと作業出来ないのはプラグレンチです
プラグレンチと言っても色んなタイプがあるけど
3/8差込ソケットタイプの16mmプラグレンチでなければ使えません
一例ではこういうタイプのやつ
私の手持ちのはこういうやつ
アストロで買ったものです
合わせて延長バーも必要です
延長バーの長さは後程記事の中で写真で説明します
あと、今回作業してみてXSRのプラグに辿り着くまでに一番手間が掛ったのは各チューブ・ホース類を抜く作業だったような気がします
手の入らない狭いスペースで固着しているホース類をパーツダメージなく抜くにはそれなりの経験値が必要なのですが
その作業を少しでも短時間で確実に行うためにはチューブ抜き用ツールもあった方が助かると思います
自分の持っているのはこういうやつ
ホース抜きだけでなくOリングとかオイルシールを外すときに先端を引っ掛けて引っ張ったりするためのツールだけど、こういうツールはあった方が作業性は上がります
こういうツールが無くても外せないことはないでしょうけど、多分メッチャ苦労します
なにしろ外しづらいところのホースが多いので
作業前の準備のお話はそれくらいで
本題のプラグ交換作業を始めます
まずタンクカバーを外す
ガソリンタンク本体です
燃料ホースを外します
タンク下の右側から覗いたところにあります
ホースはジョイント部分のロック機構によって差込部がパイプから抜けない構造で
その構造をわかっておいた方が外す時に迷わないと思うので、ジョイント部分を外したところの拡大写真を載せておきます
ホースを外してパイプ側から見てる様子
グレーのパーツがロックで
この写真ではロック開の状態なのでグレーのパーツが下側にスライドしてます
付いてる状態ではグレーのロックプレートが上側にスライドしていてタンクからのパイプのフランジ部に嵌合・固定されてます
外すときは上側のツメを拡げながらロックを下にスライドすると、ホースが抜けるようになります
外した状態
ホース側のロックプレートが、この写真で見える白いパイプのフランジ部に嚙み合うことでホースを固定しています
ちなみにホースを外すとガソリンが少量垂れるので、作業前にウエスを下に敷いておきました
結局「ポタ」くらいしか出てこなかったけどw
燃料ポンプのカプラーを外します
タンク下に差し込まれているチューブ2本を外します
チューブクリップをラジペン等でつまんで下にズラしてからチューブを抜くのですが
これはこの先のチューブ外し全て同じですが
チューブがパイプに貼り付いてる状態では、チューブをそのまま引っ張っても絶対に抜けません
引っ張ることでチューブ内径が閉じて余計にパイプ側に食いつくので
引くのではなく押して外します
この写真で言えばチューブの上端から押す
ただしパイプにチューブが貼り付いてる状態では上からそのまま押してもなかなかビクともしないので
私の場合はスペースがあればチューブをねじってパイプとの貼り付きをはがしてしまいます
こんな感じでプライヤーでくわえて回してチューブの貼り付きをキャンセルしてます
ただしこのやり方は力加減を間違えるとパイプ側にダメージが入るリスクがあるので、慣れてない人にはオススメしません
慣れてない人は先ほど紹介したピックツールの先端をチューブつなぎ目に少し差し込んで浸透潤滑剤などを隙間に流し込むやり方の方が間違いは起きないでしょう
ということで1本目抜きました
同様にもう1本のチューブも抜いたら燃料タンクと車体側との接続が全部外れたことになるのでタンクを固定しているボルトを外します
タンク後ろ側はここのボルト1本
前側はこの部分のヘックス、左右で2本
これで燃料タンクが外れます
ガソリンが垂れてきた時のためにオイルパンの上に置いといたけど
結局最後まで1滴も垂れてきませんでしたね
優秀です(当たり前ではあるけどw)
次にエアクリーナーBOXを外します
まずECUのカプラー2つを外します
カプラーを外したら、エアクリーナーBOX横のホルダー部からワイヤハーネスを外しておくのを忘れないように
インテークパイプをスロットルボディに固定しているバンドを緩めます
3気筒なので3箇所
(緩めるだけで外さない)
このバンドはヘックスで、普通のよくあるL字型六角レンチでも緩めることは出来るけどスペースが狭くて多分やりづらい
このようなロングビットタイプのヘックスソケットがあればラチェットレンチで簡単に回せます
持っておいて損は無い工具ではありますね
エアクリBOX前1本と左右2本の取り付けボルトを外します
ここもヘックス
取付ボルトを外せばインテークパイプをスロットルボディから外すことでエアクリBOXを持ち上げることが出来るので浮かせた状態にして
左側の下側に差し込まれてるホースを外します
上はクリップをプライヤーでつまんでズラしているところ
そのホースが外れたらさらにエアクリBOXを浮かせることが出来るので
今度はBOX下に差し込まれてるチューブを外します
このチューブを外せば
ようやくエアクリBOXが車体から降ろせます
それにしてもデカイな、、、
さて最後の難関
ヘッドカバーの上側にあるコントロールバルブっぽいこいつを外さないとプラグまでたどり着けません
これのホースがどこから外すにしても作業性最悪な所についていて
1本は車体右のスキマからのぞき込んで外した
(写真の中央部分)
もう1本のホースはヘッドカバー上左側のこの部分
ピックツールで指し示してるところのを外しました
写真で見るとスペースあって楽に外せそうに見えるかも知れないけど
先に書いた通り、ホースは
「引っ張って抜く」のでなく
「端を押して抜く」のが正しいやり方
端を押したくても向こう側にはすぐのところにラジエターがあるので普通の工具(ドライバーとか)は入るスキマがありません
そのためここは、私の場合は先に紹介したピックツールを使って外しました
ということで結構大変だったコントロールバルブボディ外し
これでようやくプラグキャップが外せる状態になりました
プラグキャップ(イグナイターと一体型)に接続されてるカプラーを外せばプラグキャップはプラグに差し込まれてるだけなんだけど
・・・これがメッチャ固かった![]()
キャップのコネクターは回転出来るのでプラグキャップとヘッドカバー間の固着ということではなくて
単純にプラグキャップとプラグ差込部のハメ合いがキツイみたい
本来は手で抜きたかったけど
私の場合は腕力が足りなくて、カプラー差込部の出っ張り部分をレバー等でこじって抜きました、、、
3本とも同様
これで本当にようやく
プラグを外すことが出来ます ( ´Д`)=3 フゥ
準備編で書いた通り、ソケットタイプのプラグレンチでなければこのエンジンのプラグは外せません
エクステンションバー(延長ロッド)を付けた状態でプラグホールに差し込むとこういう感じ
延長バーの長さは手持ちのプラグレンチに差し込んだ状態でプラグレンチ先端から150mmでした
この長さが作業性的にちょうど良かったです
ご参考に
ようやく外せたプラグキャップ
一応念のため、外したプラグキャップは元の気筒に戻せるように識別しておいた
あり得ないとは思うけど、元と違う気筒に付けることでイグナイターの相性問題で万一調子が狂ってもイヤなので
そしてこれまでご苦労様でしたのプラグ
プラグの消耗状態は
寿命とまでは言えないけどそれなりに減ってますね
電極の状態よりも1番のネジ山がカーボンで黒く汚れてるのが気になる![]()
ネジ山のところまでガスがまわってた痕跡ですね
ガスケットで止まってるようなので圧漏れの実害はないみたいけど
それと2番(真ん中の気筒)だけハウジングが錆びていて
これは水が入って溜まってた時があった痕跡ですね![]()
![]()
プラグキャップ側のヘッドカバーと接するリップ部分には目視上は特に異常は見当たらないけど…
気休めで組む時にはシリコングリス塗っておくことにしました
さて、交換するプラグは
NGKの二輪専用MotoDXってやつにしてみました
中心電極が細いけどイリジウムではなくルテニウム配合とのことで
中心電極だけでなく接地電極も細いのが特徴の二輪専用タイプ
新旧の比較
ノーマルタイプより当然お値段は張るけど
ここまで書いてきた通り交換作業はすっごい手間が掛かるので
少しでも長く性能を維持してもらいたいなあ、っていう購入動機です
プラグの取り付け時は
私の場合は新品プラグを付ける時にはヘッドのネジ山のカジリ防止のためにプラグネジ山にグリスを薄く塗布してます
この写真はグリス塗ってるのがわかるように敢えてベタッと付けてるけど
実際はこのあとウエスで拭き取って薄く表面についてるだけにしてます
こんな手間を掛けてるのは
私が現役整備士の時には年に数台はネジ山がかじってプラグが外せなくなった車両を見てきたから
そんな経験からです
転ばぬ先の杖的なアレですw
さて、これで新品プラグを取り付けたら外した部品を元通りに組んでいくだけなのですが
せっかくなのでこれまた一度も外したことのなかったエアクリーナーを掃除しておくことにしました
随分と固く締まってるビスを外してエアクリBOXのフタを外して
エアクリーナーは
まあ、それほど汚れてませんね
一応エアブローして細かなゴミやホコリを吹き飛ばしておきました
これですべてを元通りに組むだけ
外す時は大変だったチューブ類も取り付けは簡単なので
外す時よりも組む時の方がサクサクと進めます
元通りに組むのは当たり前として
一応組み戻し作業の中で一番注意しておきたいのは
燃料ホースの取り付けはキチンと奥まで差し込んで確実にロックされてないと
最悪メインスイッチONでガソリンがブシャーってなるので
取り付け後のチェックは確実にしましょう
このようにパイプ側から見て、白いパイプのフランジ部分が手前側のグレーのロックで確実に固定されてることを目視でも確認しておいた方が良いと思います
で、ここまで組み戻したらエンジンが掛けられるので
エンジンを始動して
・エンジンの始動性、バラツキ等は無いか
・チェックランプの点灯が無いか
・ガソリン漏れ等が無いか
確認して、
問題が無ければタンクカバー等全部組み戻して無事終了です![]()
ここまで作業時間、
各工程の写真を撮りながらもあったので3時間半くらい掛かりましたね![]()
カブなら2分も掛からず終わるただのプラグ交換なのに
最近のバイクは大変すぎですね、、、![]()
とりあえず早速60kmほど近場を走ってきてみたけど
プラグ交換前に時々出ていたパートスロットルから僅かに開けたときのシャクリ感が無くなったかな?
それから5速や6速で2500rpmくらいまで回転が落ちて走ってる時の3発特有のギクシャクが弱まって幾分スムーズに回るようになった…
ような気がするw
プラシーボかなあ???
でもまあプラグ新品だし
少し性能良さげなプラグだし
それくらいの体感差はあってもウソではないかなあ???
なんて感じでした
あとは燃費に変化が出るかどうかだけど
春になってからじっくり走ってみることにしましょ![]()





















































