過去の自分がいまの自分を作っている | よしすけのツレヅレなるママ 映画日記

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大好きな映画の感想をメインに、読書感想や子育てについてetc…のんびりした日々をゆるゆると綴った日記です

『青春ブタ野郎は

おでかけシスターの

夢を見ない』

(2023年 日本)



若干のネタバレ有り

閲覧注意⚠️⚠️⚠️




Prologue
高校二年生の三学期を迎えた梓川咲太。

三年生の先輩であり恋人の桜島麻衣と、峰ヶ原高校で一緒に過ごせる学生生活も残り僅かとなった。

そんななか、長年おうち大好きだった妹の花楓は、誰にも明かしたことのない胸の内を咲太に打ち明ける。
「お兄ちゃんが行ってる高校に行きたい」

それは花楓にとって大きな決意。

極めて難しい選択と知りながらも、咲太は優しく花楓の背中を押すことを決める。
『かえで』から『花楓』へ託された想い。二人で踏み出す未来への物語。
(公式サイトより転載)


先日観直した前作で

かえでが花楓に戻った時の

咲太の複雑な想いが

止めどなく溢れるシーンが

心に深く突き刺さった。



今回は

目の前の花楓を見ていながら

かえでを思い出している咲太の心情を思うと

なんとも言えない気持ちになった。

そのことに気づいている花楓にも…


かえでと花楓は同じ人物ということを

頭では分かっているのだが

咲太にとって

かえでと一緒に過ごした歳月は

間違いなくかえでとの想い出。



咲太も麻衣さんも豊浜も

みんなかえでを知っている。

でも花楓だけかえでを知らない。


みんな自分よりもかえでの方を

好きなんじゃないか…と思ってしまう花楓。

切ない…切な過ぎる。



翔子さんにしか話せなかった

かえでの居ない喪失感。

でももう翔子さんは居ない。


あの日翔子さんに救われた咲太は

その喪失感を心にしまい込まず

率直に花楓に伝えた。




そして

かえでを失ったのはとても辛かったけど

それと同じくらい

花楓が戻ってきてくれて嬉しかったと

咲太は言った。


かえでが居たから

いまの花楓が居る。

花楓が心からそう思える日まで

ずっとずっと見守り続ける咲太。



きっとかえでは

花楓を守るために現れたんだと思う。

そしてかえでは

咲太やみんなから守られていた。


花楓はかえでの夢を叶えることで

みんなの想いに報いようとした。

だけど

それはかえでの望みであって

花楓自身が望んだものではなかった。

だから

思春期症候群が再発した。



空気は吸うもので読むものじゃない。

みんなと同じじゃなくても大丈夫。

自分に合う場所

自分と合う人に会いに行く。

(若林正恭著「ナナメの夕暮れ」に影響されてる私)


ささやかなしあわせを感じられることが

しあわせなんだと気づけたら

こんなにしあわせなことはないだろう。



前作のような

ドラマチックな展開を期待していた人には

ちょっと物足りなかったかも知れない。


じっくりと進んでいく

一見地味な展開のようだが

実に深く良い物語だった。




ウチは息子が二人とも通信制高校だから

とても親近感が持てた。

特に
づっきーのお母さんの言葉には
頷きっぱなしだったな。

長男は毎日登校して

クラスで授業を受けるタイプの学校を

次男は小学校から完全不登校だったから

自分のペースで通える

個別指導の学校を選んだ。


みんなと違う道を選ぶのには

息子たちも私も

悩んだし迷ったし

いっぱい考えた。

最終的には本人が選ぶことだから

私はそれを応援するだけなんだけど

それでも頭ん中グルグルしたよ。


いま思えば

自分で考えて自分で選ぶって

すごく大事なことだから

あの経験も全然無駄じゃなかったんだな。


そうそう。

今日は夫婦50割というサービスを

初めて使ってみたよ。

私と同じ青ブタ好きの長男を誘って

2人で2,600円と超お得チョキ


4週目の来場者特典は

複製原画2枚セットキラキラ 

早速リビングに飾ってみた。

かえでver.と花楓ver.可愛いラブラブ


次作は麻衣さんのランドセルガール。

今冬の公開が楽しみニコニコ


↓今作イチ可愛かった麻衣さんキューン飛び出すハート




↓先日観直した時のレビュー