アリ・アッバシ 恐るべし!!!! | よしすけのツレヅレなるママ 映画日記

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聖地には蜘蛛が巣を張る

(2022年 デンマーク他)


STORY
聖地マシュハドで起きた娼婦連続殺人事件。「街を浄化する」という犯行声明のもと殺人を繰り返す“スパイダー・キラー”に街は震撼していた。だが一部の市民は犯人を英雄視していく。事件を覆い隠そうとする不穏な圧力のもと、女性ジャーナリストのラヒミは危険を顧みずに果敢に事件を追う。ある夜、彼女は、家族と暮らす平凡な一人の男の心の深淵に潜んでいた狂気を目撃し、戦慄する——。
(公式サイトより転載)


自分の境界が揺らぎまくり

度肝を抜かされた

『ボーダー 二つの世界』の

アリ・アッバシ監督の最新作。


女性ジャーナリストが

娼婦連続殺人事件を追うミステリー…

いやいやいやいやいやいやいやいや

あの監督が

ただのミステリーで終わるはずがない。

期待に胸を膨らませ映画館へ。



殺人ミステリーならば

犯人探しというのがセオリーだが

最初から犯人は明らかにされている。

トリックを見破るのでもない。


それならば

どんな謎があるのかというと…

それは観てのお楽しみグラサン



どこまでも続く

入れ子のような差別と偏見が

終わりのない無間地獄のようで

恐ろしくて恐ろしくて堪らなかった。


ようやく救いの兆しが見えたと

思ったのも束の間

容赦なく底なし沼に突き落とされた。

なんという恐ろしさ。

素晴らしい!!!!



これはイランだけの話?

そうだろうか。

これは地続きの話。

普遍性のある話。


物凄い映画を観てしまった。

アリ・アッバシ恐るべし。

いますぐ映画館で観るべし。