無限ファンデーション
(2018年 日本)
毎日ひとり
夏休みの補習に通っている
女子高生の未来。
勉強よりも
絵を描いたり
自分でデザインした服を作るのが好き。
いつも自分の世界だけに生きていて
他人と関わろうとしなかった。
補習の帰り道に聴こえてきた歌声。
どうやらスクラップ工場から
聴こえてくるみたい。
こっそり覗きに行くと
ウクレレを持った女子高生が歌っていた。
彼女の名前は小雨ちゃん。
他人と関わるのが苦手な未来だったけど
小雨ちゃんとは直ぐに打ち解けられた。
ある日、補習中の教室に
演劇部の子たちがやって来た。
補習担当の先生は演劇部の顧問。
今日は演劇部がこの教室で
活動することになっていたのに
先生の手違いで
未来の補習と被ってしまったのだ。
その時
未来のスケッチブックを見た
演劇部の菜乃華がその絵を絶賛し
今度の舞台の衣装を
作ってくれないかと頼んできた。
自分の絵を他人に見せたのも
褒められたのも初めて。
困惑する未来を
菜乃華は半ば強引に部に引き入れた。
部の先輩たちは
菜乃華の熱に圧倒され
未来に衣装を任せることにしたが
菜乃華の友達は
未来と菜乃華が親しくなっていくのが
面白くなかった。
舞台の練習は順調に進み
衣装も出来上がったという頃になって
主役の菜乃華が
今回の舞台を降りたいと言い出した。
なぜなら菜乃華は…
いつも自己完結。
それでいいと思ってきたけど
誰かに認めてもらったことで
初めて自分の気持ちに気づく。
本当は傷つくのを恐れて
色んなことから
逃げてきただけだったのかも。
人の中で生きていくということは
認め合うことばかりじゃない。
傷つけたり傷つけられたりもする。
他人に自分勝手と思われても
貫きたいことがある。
嫌われることを恐れて
自己表現を諦めるかは自分次第。
それは正しさや常識では測れない。
どんな時も見守ってくれる
スクラップ工場の小雨ちゃん。
なりたかった自分にはなれなかったけど
なりたい自分になろうとする誰かを
応援することは出来るって
思っていたのかも知れないな。
それは演劇部の顧問の先生や
未来のお母さんやお父さんもそう。
静かに見守ってくれてる人は
きっとどこかにいる。
だからもう
傷つくのを恐れないで。
でももしも傷ついた時には
どうかそのことを思い出して。
小雨ちゃんの歌を聴きながら
そんなことを思った。
前回のブログで予告した通り
『無限ファンデーション』観たよー
それにしても
毎日毎日暑い💦💦
学校は夏休みに入ったし
もうすぐ7月は終わる。
『無限ファンデーション』は
そんな今の季節に
相応しい映画だったなー
西山小雨が歌う主題歌「未来へ」を
原案にして生まれた即興劇。
生々しい感情がほとばしる
映画とは思えないリアルな空気感。
どの子の感情にも
自分でも思い当たる節があって
観ながらずっと泣いてた気がする。
今回も南沙良の演技に
ハッとさせられた。
いつも目が離せない女優さん。
ずっと追い続けたい女優さん。
前回レビュー書いた『左様なら』で
クラスメイト役だった
近藤笑菜と日高七海が
今回は演劇部の先輩役で出てた。
これまたいい芝居してるんだよなー。
それから菜乃華の友達役の小野花梨も。
『南極料理人』の娘役の時から
上手いなぁと思ってたけど
最近ほんとよく見かけるようになって
今後も大注目の女優さんだよなー。
『無限ファンデーション』も
『左様なら』同様
「MOOSIC LAB 2018」の
長編部門に出てた作品。
監督は『お盆の弟』の大崎章。
片岡礼子のお母さん役も良かったし
お父さん役の渋川清彦は
写真だけの出演(笑)
『お盆の弟』繋がりかな。
主題歌を歌う西山小雨が
小雨ちゃん役で出演。
「未来へ」って歌すごくいい‼️
大人が観ても十分いいんだけど
私は10代の自分に
観させてあげたかった。
だから是非
10代の女の子たちに観て欲しいなー
↓大崎章監督『お盆の弟』レビュー








