ブスが可愛く見えてきたら、それはもう愛です。 | よしすけのツレヅレなるママ 映画日記

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大好きな映画の感想をメインに、読書感想や子育てについてetc…のんびりした日々をゆるゆると綴った日記です

Bの戦場』

(2018 日本)



ブライダルコーディネーターの香澄は

自他共に認めるブスですが

新郎新婦の希望を叶えるために

誠意を尽くすプロフェッショナル。

お客様や同僚からとても信頼されています。


ある日、香澄の職場に

新しい課長・久世が配属されてきました。

クールでイケメンな久世は

ブライダルコーディネーター達とは

仕事以外の話をしませんが

香澄にだけ親しく声を掛けてきます。


ブスは気兼ねが要らないからだと

香澄は思っていましたが

ある夜残業していると

久世から突然抱きしめられ

「付き合って欲しい」

と言われます。

なんと久世は筋金入りのBだったのです。



香澄と共に結婚式を盛り上げる

フラワーコーディネーターの武内とは

何でも言い合える気心の知れた関係。

ある日、高齢の両親の面倒をみるために

田舎へ帰ること決めた武内は

香澄に自分と一緒に田舎へ帰って欲しいと

告白してきました。


今まで男の人から

相手にされたことなかったのに

突撃降って湧いたように

モテ期が到来し戸惑う香澄。


このチャンスを逃したら

もう一生結婚出来ないかもしれない

でも大好きな仕事はこのまま続けたいし

悩んだ末に香澄が選んだ答えとは




ドラマモトカレマニア での

ガンバレルーヤよしこの演技が

とても好きなので

今年劇場で上映してる時から気になっていた

今作をDVDで鑑賞しました。


『モトカレマニア』もそうですが

フジテレビで

数々の人気ドラマを演出してきた

並木道子の映画初監督作品です。



香澄は確かにブスなんですが

人柄が本当に良くて

私の時もこんな

コーディネーターだったら良かったのに

なんて思ってしまいました

(オイオイ、20年も前の話だぞ😆)


普通の女の人がお姫様になれるのは

一生の内で結婚式の日だけ。

自分はお姫様になれなくても

魔法使いにならなれるかもと

ブライダルコーディネーターになった

香澄がいじらしくも切なくて。


花嫁の気持ちに寄り添い

夢を形にしていく香澄の仕事ぶりは

誠実で観ていて清々しいです。



私が好きだったのは

イケメン課長・久世のB専ぶり。

変人過ぎて笑いました😆


B専の久世にとったら

「ブス」は褒め言葉なので

「絶滅危ブス」

「霊長類最強のブス」

「一本筋の通ったブス」

と最大級に褒めまくるんですけど

香澄は全然喜んでくれません。

(当たり前やろ😆)

で、久世が落ち込むという。

(なんでやねん🤣)



久世クラスのB専になると

「正真正銘のブス」

「小手先の非モテ」

見分ける目を持っていまして。

だから「小手先の非モテ」が

ブスのフリをしているのが許せないという。

もうワケワカメ🤣



でも香澄のことが

好きで好きでたまらないのは

純粋で可愛く思っちゃいました。



自分のことをダメだと思っていると

誰かを好きになることを

自分に許可出来なかったりして。

そんな自分に勇気を与えるためにも

女性は綺麗になりたいと

思うのかも知れませんね。


ここ最近重い映画が続いていたので

ベクトル正反対の肩の力が抜けた

こういうハッピーなコメディで

気分転換するのも楽しいです!