広瀬アリスちゃんのコメディエンヌっぷり | よしすけのツレヅレなるママ 映画日記

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大好きな映画の感想をメインに、読書感想や子育てについてetc…のんびりした日々をゆるゆると綴った日記です

『巫女っちゃけん。』

(2017年 日本)


最近の広瀬アリスちゃん

いいですよね~♡



『探偵が早すぎる』

毎週観てるんですが

アリスちゃん

コメディエンヌの素質が

すごくあるなぁって。


だから

『巫女っちゃけん。』も

楽しみにしていました。



映画とすると

ツッコミどころいっぱいでしたが(笑)

アリスちゃんが演じた

拗ねまくって

捻まくった

しわすという女性に

とても親近感を覚えました。



今の自分が幸せでないことを

全て母親に棄てられたせいにして

どうせ自分は誰からも愛されないと

周りを全部敵にする生き方しか

出来なかったんだと思います。


しわすは

お母さんを恨んでいました。


そして

神さまのことも

恨んでいるように見えました。


裏を返せば

本当は

お母さんに愛されたかった

神さまに助けて欲しかった

んじゃないかと思います。


棄てられた健太に自分を重ね

健太の母親に自分の母親を重ね

「クソババア」と暴言を吐き

掴みかかり取っ組み合いをして。


でもその気持ち

本当に伝えたかった相手は

自分の母親だったんじゃ

ないでしょうか。


どんなに愛が欲しくても

しわすの母親は

娘に愛をくれる人では

ありませんでした。


「ない」ものを

求め続けることは地獄です。

負のループを延々と

走り続けなくてはなりません。


でもその気持ち

分かっていても

なかなか手放せませんよね。


私も子どもの頃に

母親からもらえなかったものを

今だに求めてしまいます。



だけど

少なくともしわすには

父親の愛がありました。


しわすは見ようとも

していませんでしたが。


目の前の「ある」

受け入れてみたら

きっと何か

変わるんじゃないかなと思いました。


「ない」ばかり探している時って

目の前の「ある」に気づくことすら

難しいですけどね。


理不尽なこと

どうしようもないことって

いっぱいありますよね。


全部をそのせいにして

生きていくこともできますが

その生き方が苦しいってことは

他の生き方を

選ぶこともできるってことなんだと

この映画を観ていて思いました。


ガサツで無愛想で

やる気のない巫女さんを

演じたアリスちゃん。


すずちゃんとは全く違う路線で

これからも楽しみな女優さんです😊