『20センチュリー・ウーマン』
(2016年 アメリカ)
分かりたいけど分かれない。
息子のことを
信じていないわけではないけど
何を考えているのか時々分からなくなる。
だけど、
一方通行が交わるほんの一瞬は
温かく優しい時間が流れていた。
もう大丈夫。
この一瞬を味わえたなら
きっとこの先も生きていける。
心に響く台詞が数多く
映像はアーティスティックで美しい。
そしてとてもフェミニストな映画。
母の知らないところで
息子は成長してるんだなぁ。
息子と過ごす今この時が
どんなに貴重な時間であるかを
この映画は教えてくれました。
【あらすじ】
1979年、サンタバーバラ。
シングルマザーのドロシアは、15歳の息子ジェイミーと二人暮らし。
かなり理解のある母親ではあるが、思春期に入った息子の教育に頭を悩ませている。
そこで、自宅の部屋を貸している写真家のアビーと、ジェイミーの幼なじみジュリーに教育係を引き受けてもらうのだった…