結局どういうこと?
個々の興味に寄り添ってそれで
いてひとまとまりのマスとしての興味としてもフォーカスされている番組作りなんて不可能ってことになりますか。
まあ、それできたら矛盾して
そうだもんね。
でも、その矛盾を乗り越えるような
番組が生成されることだってあるはずです。
例えば?
ワールドカップとかですね。
ああ。それにしたって
万人ではない。
万人?億越えてますけど(笑)
全人類ってことは
ありえないってこと。
でも「御上先生」じゃないです
けどポリティカルイズパーソナル‥
パーソナルイズ
ポリティカルね。
教科書検定の話になってますね。
教育の現場に切り
込む以上避けられないんじゃないの?色々な項目のひとつなのかどうなのか。伏線張りまでは盛り上がって回収で破綻するのか。
有能な子達にフォーカス
してますよね。
うん。ドロップアウトや不良ばかり
じゃね。
ちょいワル、極道、詐欺師、そんなの
ばっかりでうんざりしてきたところにちょうど
良かったかも。
さらにいっそ伏線張るだけで終わる
のがあっても良いのにね。
1番クレーム受けるヤツ。
行き過ぎた考察熱に辟易
している空気が制作側に弥漫してるでしょ?
作中で
仄めかせますもんね。
そうそう。ならばいっそ
伏線だけ張って考察させる。
乱暴ですよね。
まあ、人が作った結果が無ければ
考察できないもんね。
どうなりますかね。
何だかんだで観るのはTV?
んー。そうでもないですよ。
森永卓郎さんとか‥。
TVじゃあり得ないね。
ああいうのは個人的な興味が
マスに繋がる内容ですよね。
「そうだね。」
御上先生ですか?
声が良いよね。
何なんですか。
森永卓郎の何を見たの?
“TVタックル”のイメージ
しか無かったんで‥
相当昔だよねそれ。
ガンとの闘病とかは聞いていたん
ですけど、以来諸々の事について赤裸々に語り尽くすし書き尽くすってスタンスになっていったみたいで。
なるほど。
ご自身の経験ももとに徹底的に
分析し、批評する、諸々の“不都合な真実”への言及に触れていると、乗り物酔いに似た感覚になりましたね。
政治家との対談も見てたね。
ええ。同じ景色が
スタンスによって真逆に脳に投影されるんだなって。
さらに個々の欲望の差異ってのもある。
たぶん、
どちらの言い分もその通りなんでしょう。
どちらも
“真理教”なのかな。
ある意味では。
財政の捉え方と運用についてどちら
の“教義”を取るかでも真逆になるでしょ?
ですね。
起こるイノベーションの形も変わるよね。
ええ。
当たり前ですけど言説って発話者それぞれのスタンスが明らかになりますよね。
そりゃそうだ。
一方は未来に投じる可能性を
信じている。多くの人達の。
他方は‥
直近の前例に則って繰り返しを
望むあまりあらゆるものをリスクととらえる。
多くの人の可能性など信じない。
性善説と性悪説の
違いかな。まあ、どんなにいざって時でも良し悪しでなく畑仕事も何でもやってってタイプの生き方などしたくないっていうか出来ないって人も多いだろうしね。
ですね。
ただ、お金にまつわるエトセトラによって
圧力、恐れ、色んなプレッシャーをかけたりかけられたりして成り立ってる世界があることは間違いない。
ええ。
ほとんどそうじゃないですかね。
で、そもそもお金
って?って設問も成り立つわけだ。