救急車を呼ぼう



親友の声が聞こえた



親友は救急車を呼ぶため電話し状況を伝える



救急車を待っていたその時

警察官がやって来た



道路に仰向けになっている僕に

質問をしてきた



名前は?住所は?親の名前は?



僕は質問に対して、冷静に答えた



大変な状況だったのにも関わらず

僕は意外と冷静だった



•大量のアドレナリンがでて首を骨折しているのにも関わらず痛みを感じていなかった事


•死を覚悟していたこと 



これらが冷静だった要因だと思う



ただこの警察官が同じ質問を繰り返し

何度も質問してきた



名前は?住所は?親の名前は?



家の電話番号や母の電話番号も

聞かれたような気がする



そして、どんどん意識が遠のいていく




このまま死ぬのかな



動かない身体とは裏腹に

だんだんと気持ち良くなってきた



眠たくなるというか

気持ち良くなるというか



そんな不思議な体験だった



そんな僕に警察官は質問をし続ける



名前は?住所は?親の名前は?

何回答えたかは覚えていない



手足の感覚はもう無くなっている



これは夢か?現実か?

夢であってくれ



事故が起きて40分ほど経った頃

救急車が到着した



そして、救急隊の人たちが

担架に僕を固定して

救急車の中に運んでくれた



母さん。。 









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