中国を取材して一番印象に残っているのが「鄧小平氏の50年計画」です。

 「白くても黒くてもねずみを撮ってくる猫がいい猫だ」「豊かになれる人から豊かになればいい」とか、鄧小平氏の言葉の多くが中国の人たちの中に浸透していたことです。

 香港返還もものすごく入念な計画のもとに進められていて正直かなり驚きました。

 その頃の日本は平和ボケの真っ最中で、なんの危機感も感じていませんでした。

 現在の状況はすでにこの時に計画されていたんです。

 現在、海岸沿いから豊かになって、その豊かさが内陸へという内政、通貨をコントロールして人工という資産を生かした外交。鄧小平氏の計画通りに進んでいると思います。

 鄧小平氏が未来の人たちに託し、棚上にした問題の解決策を中国の人たちが早く見つける事を願います。

中国の最大の問題は中央集権で統治するには「大きすぎる(多すぎる)」ことです。

$元カメラマン小森の言いたい放題!