狙いは、この時期といえば当然、特雪列車（ラッセル車）です。
午前中の飛行機で羽田を出発し、お昼過ぎに旭川に到着、レンタカーを借りて早速撮影地に向かいました。
（本項の写真は、すべて宗谷本線 蘭留～塩狩 2017年1月20日撮影です）
宗谷本線 蘭留駅先の陸橋上の撮影地に到着しほどなくすると、下り特急が遠くに見えてきました。
オリジナルのスラントノーズが連結された上り方を、後追いで撮影しました。走行時に巻き上げられた雪煙が、北海道であることを強調してくれていて、気分が盛り上がります。
ところが、肝心のラッセル車の通過時刻を事前に調査したものの、実は最新の時刻がどうにもわからず、この場所も誰もいないしあきらめて移動しようとしたとき、我々が駐車していた場所に「れ」ナンバーの車が入ってきました。そこから運転者がカメラを持って降りてきたので、どう考えても鉄だろうと思い、声をかけてみたところ、もうすぐ下りの特雪がやってくるとの事、慌てて先ほどの撮影地に戻りました。
すると、その前に下りの普通列車がやって来ました。
なんと、2015年7月に留萌本線で乗車した、キハ54 501がやってきました。偶然の再会にちょっと嬉しくなります。
このころから、撮影地には人が結構集まり始め、みんなでその時を待ちました。
やってくることはやってきたのですが、この日はお天気が良く、昨日からの降雪もあまりなかったようで、ご覧の通りウイングも開いておらず、まして線路間にプランジャーも降りていない、まったくの回送状態でした。
(この状態だと、連結器がおちょぼ口の様で、なんだかかわいい顔をしていますね）
(この状態だと、連結器がおちょぼ口の様で、なんだかかわいい顔をしていますね）
こうなると、「雪」ではなく、「回351レ」でしょうか？
それでも、彼らの職場である積雪の中を走る「生きた」ラッセル車を撮影できたのは、喜びでした。また、これにより翌日の上り列車が運転されることが確実になったので、それを確認しただけでも、大きな収穫となりました。
この列車が通過した後、他の方々はみな引き上げてしまったのですが、せっかくここまで来たので、我々はちょっと残業・・・
蘭留で交換したなよろ8号と3号を撮影しました。先ほどの普通列車がキハ54で快速がキハ40というのは、逆じゃないかなと思うのは、私だけでしょうか。
ここで急に寒くなった来たこともあり、この日の撮影を終え宿に向かいました。翌日の撮影に備え、寒さ対策も兼ねて早々にアルコールを注入したのは言うまでもありません。(;^ω^)
ちょっと長くなりましたので、上りのラッセル車については、次項といたします。
以 上