古くは槻木~丸森間は国鉄丸森線という非電化の盲腸線で、仙台に行くときに車窓から丸森線の気動車を見たことはありましたが、残念ながら乗ったことがなく、今回、この線に乗車することを一つの目的としてプランを組みました。
といっても、福島から槻木までスルーで乗ってしまうだけなんですが・・・
乗車したのは、福島12:04発の923Mです。8100系2両編成です。
お昼も近いのに、なんで923Mなのかなと思ったら、国鉄流の921Mからではなく、901Mから始まるんですね。
(国鉄で901Mというと急行電車だった、普通電車は921Mから附番)
(国鉄で901Mというと急行電車だった、普通電車は921Mから附番)
923M 阿武隈急行 8100系 A-5編成 福島駅 (2016/08/19)
いまはこの形式しかありません。福島方がクモハにあたるAM8100形、槻木方がクハにあたるAT8100形となります。
上の写真は福島方のAM8105ですが、制御用のジャンパ線も海側にあり、JRの電車と丸ごと逆向きですね。
車内は、国鉄の車両と見まがうような、昭和の香りがプンプンしてくる懐かしい雰囲気でした。制御装置は713系900と同一らしいですが、車内設計も流用したのではないかと思ったほどです。
(顔つきも、国鉄急行形か近郊形かという雰囲気です)
(顔つきも、国鉄急行形か近郊形かという雰囲気です)
970M A-17(AM8117他) 丸森駅 (2016/08/19)
こうしてみると、国鉄急行形のアコモ改造車が走ってきたみたいですね。
ちなみに、福島からここ丸森までは、第三セクターになってから開業した区間ですが、鉄建公団が建設しただけあって、道路はすべて立体交差化され、踏切が一つもありませんでした。
ここから先、槻木までの区間は旧国鉄区間にあたり、少ないものの踏切はありましたので、線路の生い立ちの違いを感じることが出来ました。
以 上