スカぴあメンバーの平田真希子です。
11月の2週目の横須賀FMブルー湘南、毎週土曜日の朝10時40分から放送の
「スカッとスカぴあ」。
今週のテーマは「ラストミネットの演奏会」

11月分の「スカットスカぴあ」の収録をした10月末の数日前、
私はヒューストンから西に3時間ほどドライブしたところにあるオースティンと言う町で、
一週間前に飛び込んできた室内楽の演奏会を弾いてきました。
ヴィオラとクラリネットとピアノのための三重奏のレパートリー。
一曲以外は今まで勉強したことが無い曲ばかり。
一週間一生懸命練習をして、本番前日に現地入り。
リハーサルと友情確認。
本番当日に会場でのリハーサル。
二人とも凄く上手く、しかもイケメン。大変楽しい演奏経験でした。
お客さんも最後の曲が終わった瞬間に立って拍手してくれて、のりのり!
その、楽しい演奏会の記憶に浸りながらの収録で、
最初の選曲は演奏したフランセーと言う20世紀のフランス人作曲家のトリオの5楽章。
ジャズっぽい楽しい曲です。

この話しが私に舞い込んできたのは、このトリオのヴィオリストが私の旧友だったから。
気心知れた友達との共演は本当に楽しい物です。
『阿吽の呼吸』と言うことわざがびっくり。
スカぴあの仲間もそうですが、私は本当に友情、そして共演者に恵まれています。
ここで2曲目。
去年小泉君と弾いた、
テンポの入れ替わりの激しいブラームスのハンガリー舞曲6番。

最後に私がまだもっとずっと「若手」だった時の話し。(今でも気分は若手ですが)
今は亡きアメリカ人ピアニスト、ジョン・ブラウニングの持ち曲のバーバーのピアノ協奏曲。
彼が病気になったとき、たまたま私がバーバーを弾いたことがあったために
大きなマネージメントから私に電話がかかってきました。
この時点で私が最後にバーバーを弾いたのは3年くらい前。
話しが来たのは演奏会の1週間前。
汗をかいて練習しましたが、最後にこの話しはブラウニング氏の回復で流れてしまいました。
この時頑張って練習した協奏曲から3楽章。

お楽しみに!