おはようございます。
コミュニケーション・ドクター 須海 二郎(すかい じろう)です。

 

昨日、買い手市場である転職活動の決め手は「ご縁」であるという記事を書かせていただきましたが、本日は転職においては、買い手市場であると思った方が良いと思う理由について書きたいと思います。

 

新卒の時の就職活動は、基本的に大学生が対象となり、その時点での完成度よりは、主に将来的なポテンシャルがあるかどうかが採用の判断基準になります。つまり、その会社の掲げるミッション・ビジョンを踏まえて、望む人材に育ってくれそうかどうかという希望的観測の元、採用活動を行っていくことになります。

 

 

一方転職活動は、それまでのキャリアをまず第一に見られます。その時点で企業が抱えている課題に対して、その人が満たしているかどうか、その上で会社の社風にフィットするかどうか、という順序で検討されるケースがほとんどです。即戦力として、入社即課題解決に貢献・活躍することを期待されているからです。

 

これはある有名企業の人事担当者だった人から聞いた話ですが、未経験でもOK、という求人をよく見かけますが、実態としてほとんどそのようなケースは一部の第二新卒くらい若い人に限られます。そうでない場合は、かなり給料が下がった段階からの再スタートを強いられる形になります。

 

この傾向は特に大企業に強いですが、中途入社の人たちは、その会社のプロパー社員の人たちと比較されることになります。その会社のミッション・ビジョンの元、社風をよく理解した上で、会社が何を望んでいるのか、高い次元で理解し、取り組んできた実績のある人たちです。

 

その土俵に上がってやっていくとなると、相応の実績が求められます。逆の言い方をすると、企業が中途採用を行う意図は、基本的にそこにあります。あなたが今までどのようなキャリアを積んできたのか、そのキャリアを持って会社に貢献してくれそうかどうか、基本的に見られるのはその一点です。

 

なので転職活動をしているあなたに求められるのは、そういったスタンスで人を探している会社に対して、応募にエントリーして自分が合致する人材であるということを伝えるということです。新卒の時のような好き嫌いではなく、まず自分のキャリアありきで、そこから自分のキャリアを求めてくれそうな企業を探す、中でも自分に合いそうな企業はどこか、という順番で進めていくことをお勧めします。

 

本日のコミュニケーション処方箋:転職活動では、それまでのキャリアを第一に見られる。自分のキャリアありきで、それを求めてくれそうな企業を探す、中でも自分に合いそうな企業はどこか、という順番で進めていく

 

今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

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