おはようございます。
コミュニケーション・ドクター 須海 二郎(すかい じろう)です。
昨日のブログで、あなたのキャリアの方向を定める「コンパス」の入手方法についてお伝えしましたが、今日はそのコンパスを使いながら、コミュニケーションの力を利用してどう前進していくのか、について書いていきたいと思います。
どの方向に進むとしても、必要な能力が三つあります。
①企画力
②ドキュメント作成力
③プレゼンテーション力
です。「今いる会社で目標達成に向けた強化・対策を行う場合」と、「新しいキャリアに進む場合」それぞれのシチュエーションを想定して、ご説明していきます。
①企画力
【今いる会社で目標達成に向けた強化・対策を行う場合】:あなたがどのような立ち位置にいたとしても、企画の元になるアイデアを生み出すことはできるはずです。必要があればチームの人たちと内部連携を行い、取引先・クライアント・エンドユーザーに対して「目標達成につながる」商品・サービスを企画します。
【新しいキャリアに進む場合】まず今まで自分が積み上げてきたキャリアを明確にします。次にこれからの人生においてどのようなキャリアに進んでいきたいかを検討、この二つを掛け合わせてネクストキャリア企画を練ります。
②ドキュメント作成力
【今いる会社で目標達成に向けた強化・対策を行う場合】
①で挙げた「目標達成につながる商品・サービス企画」を書面化します。ワード、エクセル、パワーポイント等、書式は問いませんが、伝えたい相手を思い描き、できるだけ分かりやすい言葉づかい、伝わりやすいビジュアルを用いて作成します。自分だけで作ると視点が偏る可能性があるので、上司や先輩、同僚など第三者に意見を求めることをおすすめします。
【新しいキャリアに進む場合】
職務経歴書や自己PR書類の作成を行います。自分が向かいたいキャリアの方向めがけて作成していかなければならないため、目指す業種・職種の業界研究は必須です。さらに、その届けるべき人たちに対して伝わるかどうか、転職エージェント・コンサルタントや、志望している業界・会社にいる友人・知人に意見を求め、ブラッシュアップしていきましょう。
③プレゼンテーション力
【今いる会社で目標達成に向けた強化・対策を行う場合】
②で作成した書面を用いて、役員・上司などに対して企画のプレゼンテーションを行います。もしプレゼンテーションに苦手意識がある方は、あらかじめ自分が話す内容を別でまとめておきましょう。書面を読み上げるだけだとすぐに相手にばれてしまうので、話す前提で作成し、事前にロールプレイングしておくのがおすすめです(相手はいてもいなくても構いません)
【新しいキャリアに進む場合】
書類審査が通った後は、志望会社との面接になります。②で作成した書面の内容を伝えるのが基本になりますが、ここで重要なのは、あなたが今まで積んできたキャリアが、いかに志望会社にとって有益なのかを相手に伝えるということです。そこに自分の志望動機・想いを掛け合わせて、面接官に届けましょう。
本日のコミュニケーション処方箋:キャリアの方向を定めたら、「企画力」「ドキュメント作成力」「プレゼンテーション力」の三つを使って前進していこう
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました!