おはようございます。
コミュニケーション・ドクター 須海 二郎(すかい じろう)です。
昨日は『巻き込まれトラブルを、自分の経験値に変える』をお届けしましたが、本日のテーマは、「会って話す方が効率的な時もある」です。
皆さんは仕事相手に要件を伝える時に、まず何を思い浮かべるでしょうか?メール、電話、チャットツール等、さまざまな手段が充実しているため、直接会って話さなくても事足りる場面が増えてきているのではないでしょうか。
私は以前担当をしていたあるメディアの方と、月に数回必ず一緒にお昼ご飯を食べに行っていました。その場でお互いの近況交換から始めて、ひとしきり話が終わった後仕事の話になり、お互い宿題を持ち帰る、といった流れです。
当時先輩から引き継いだ際に言われたのが、「向こうが困っている時に助けてあげて、こちらが困った時に助けてもらえる関係性を作りなさい」ということでした。
そういった関係性を構築したいのであれば、メールや電話でのコミュニケーションだけでは難しいのではないか、と感じます。出来ないことはないと思うのですが、直接会って伝えるよりも、相手に届けられる「情報」が少ないからです。以前本ブログでお伝えした『メラビアンの法則』にもあるように、見た目と、それまでのその人たち同士の関係性(バイアス ※注:私独自の見解を追記)によって情報の伝わり方は変わります。
電話をしても、「聴覚情報+言語情報」しか伝えることができません。一見非効率に思えるかもしれませんが、直接会って話した方が、相手に伝えられる情報の「種類」は増えるのです。
仕事におけるコミュニケーション手段を選ぶときは、目先のスピードや効率ばかりでなく、その相手と将来的にどういった関係を構築していきたいのか、まで見据えた上で検討してみてはいかがでしょうか?
本日のコミュニケーション処方箋:相手とどういう関係を構築したいのかによって、「効率的なコミュニケーション」の中身は変わる
今日はこのへんで失礼いたします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!