おはようございます。
コミュニケーション・ドクター 須海 二郎(すかい じろう)です。
昨日は『グチ・文句が出そうな時は、「対策」もセットで考える』をお届けしましたが、本日のテーマは、「苦手な人とのやり取りに、周りの力を利用する」です。
あなたの周りに、「この人はちょっと苦手かも」という人はいますでしょうか?その人と直面した時に、まずどのような対応を考えますか?今日は、そのような人と直面した時に、私自身が体験した失敗談をお届けします。
私は新入社員時代にメディア担当として働いていたのですが、その仕事のひとつに、担当メディアの方との折衝があります。そのメディアの担当者に、あまりこちらのお願いを聞いてくれないAさんという人がいました。
ある仕事上のお願い事項が発生した際、それをAさんにお願いしようとすると、また断られるのではないかと思った私は、そうだ!Bさんを通じてお願いすれば良いのではないか、と考えました。
Bさんは同じメディアの担当者で、とても話しやすい人でした。知り合ってからそんなに時間が経たないうちに、共通の趣味がきっかけで打ち解け、別件で仕事上の接点も増えてきていました。
そのような経緯もあり、お願い事項の直接の担当はAさんだったのですが、Bさんを経由して頼んでみることにしたのです。
その結果、Aさんから「直接の担当は自分なのに、なんでBさんを通じて依頼してきたのか?」というクレームが入りました。結果お願いを聞いてもらうことはできたのですが、Aさんとの関係性においては、私は信頼を失ってしまった格好になります。
友人との付き合い等プライベートのことであれば、ある程度のことは自分で選ぶことができます。ですが以前「部下は上司を選べない」で書いたように、サラリーマンである以上、部下・上司を「選ぶ」ことはできません。それはもちろん取引先(この場合「メディア」)の人も同様です。
今であれば、当時の上司に相談する、メディアのBさんではなく、その上の上司の人に相談する、といった選択肢から対策を検討したと思います。まず目先の嫌なことから逃げてはいけない、その結果は結局自分に跳ね返ってくる、というのを身をもって勉強した出来事でした。
本日のコミュニケーション処方箋:苦手な人を避けては通れない。逃げずに解決するためには、周りの人の力を上手く利用しよう
今日はこのへんで失礼いたします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!