おはようございます。
コミュニケーション・ドクター 須海 二郎(すかい じろう)です。

昨日は『よろず屋コミュニケーション』をお届けしましたが、本日のテーマは『人からの信頼を得るために、まずは自分を開示する』です。

私が新入社員時代に所属していた部署の仕事は、メディア担当として主に自社の営業担当に対して社内営業を行い、クライアントに自分の担当メディアをセールスしてもらうというフローだったのですが、その時に先輩から教えてもらったことがあります。

 

それは、「商品やサービスを営業に売ってもらうためには、まず自分のことを知ってもらう」ということです。

 

 

新入社員だった私のことを、営業担当は知りません。担当していたメディアも、先輩や上司が担当していた誰もが知っているビッグネームではなく、ややマイナーで、ある程度名前は知られている、という程度のものでした。

 

そうなってくると、まず私自身が営業担当からの信頼を獲得した上で、「私が担当しているのであれば、可能性は低いかもしれないが話だけでもしてみよう」と思ってもらう必要がある、ということです。

 

そのことを教えてもらってから、私は自席に座っている時間を極力減らし、空いている時間のほとんどを営業フロアに滞在することに充てました。営業担当は忙しいので、煩わしがられることも多かったのですが、それでも何とか食らいつき、仕事と関係のない話も交えながら繰り返した結果、何とか少しずつ担当メディアをセールスしてもらえるようになっていきました。

この時のケースでいきますと、私のゴールは「担当メディアの成約=売上獲得」です。そのゴールに向かって、自社の営業担当からクライアントにセールスをしてもらう必要がありました。


営業担当にセールスをしてもらうためには、まず自分を知ってもらうことが大事。なので私はその機会を増やすことを考えた、という流れです。

どんな状況で、誰とコミュニケーションを取る上でもまず大切なのは、「自分を開示すること」だと私は考えます。闇雲に何でも話せば良いというものではありませんが、まず自分を開示し、相手からの「共感」を得る。

 

その上でコミュニケーションを積み重ねることにより、「信頼」に発展させていく。そのような関係性をいかに多く築いていけるかが、ゴール達成のカギになってくるのではないでしょうか。

 


 

本日のコミュニケーション処方箋:相手に動いてもらうためには、まず自分のことを開示し、共感・信頼を獲得していくことを考えよう


今日はこのへんで失礼いたします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。