おはようございます。
コミュニケーション・ドクター 須海 二郎(すかい じろう)です。

昨日は『「厳しい先輩」とのコミュニケーション』をお届けしましたが、本日のテーマは『信念を貫くコミュニケーション』です。

私は以前勤めていた会社で契約社員だったことがありました。そうなるとそこで社員を目指すかどうか、という選択が生まれます。その昔「派遣切り」などという言葉が流行った時期がありましたが、正社員の方には感覚的に分からないであろう「安定していない立場で働くことによる漠然とした不安」を常に抱えながら仕事をしていました。

当時の上司から、「正社員を目指すのか?目指すのであれば今のままではダメだ。力がまったく足りない。」といった主旨のことを毎日のように言われ続けていました。勤務時間中はもちろん、時には夜二人で飲みに行った場で、数時間こんこんと言われ続けたこともありました。

私の周りで契約社員から社員になった方が数人いたのですが、皆さん共通して「清濁併せ呑む」覚悟を持って、ものすごい努力をして試験に合格された方ばかりでした。その競争を勝ち抜いて正社員になった後には、「出世争い」が待っています。自分にはそこを勝ち抜くだけのスキルも経験も足りていない、ではどうすれば良いかと考えた結果、社員を目指すことを辞め、別の会社に転職する道を選びました。

この時はひとつの大きな分岐点だったと、今振り返っても思います。ですがその時に戻って改めて社員を目指す、ということはもちろんできません。ではどうするか?最近知り合いから聞いた言葉で気に入っているのが、「自分の人生にとことんこだわれ」です。その時の決断を良いものにしていくためには、自分の人生に責任を持って、今の人生を精いっぱい生きるしかないですよね。いつか「良い決断だった」とはっきり言いきれる日が来るまで、自分の人生にこだわって生きていきます。

 

本日のコミュニケーション処方箋:自分の信念を貫き、人生にとことんこだわろう
 

 

今日はこのへんで失礼いたします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。