おはようございます。
コミュニケーション・ドクター 須海 二郎(すかい じろう)です。
昨日は『吉本闇営業問題から学ぶ、『トップに守ってもらえる会社』とは』をお届けしましたが、本日のテーマは『職場であなたの好感度をアップさせる「耳の傾け方」とは?』です。
マーケティングにおいて、最初に行うべきとされているのが『傾聴』です。まず伝えたい相手を定め、その人たちが何に興味・関心があるのか、よく行く場所はどこか?好きな食べ物は何か?など、目的に応じてヒアリングしたい内容を選び、実際に会ってグループインタビューを開催したり、メルマガなどを通じて聞いていきます。
一方、目の前の相手に対してはどうでしょうか?相手に興味・関心をもって、真剣に話を聞けていますでしょうか?
こと職場においては、これにプラスして「相手のTPOを考える」というのが最も重要になってきます。上司にヒアリングしたい内容ができたが、メールで回答を待っていたら間に合わない。でも上司はずっと忙しそうにしている。こういった時にあなたならどうやって声をかけますか?
実は私は昔からこの手のコミュニケーションが大の苦手で、以前「空気が読めていない」と上司から怒られてしまったこともありました。ただ上手な人は、これを苦もなくやってのけます。上手な人は何が違うのか?と観察していた時に、ひとつの答えが見つかったような気がしました。それは、「謙虚に声がけをする」ということです。
「今いいですか?〇〇の件ですが~」と話し始めるのと、「お忙しいところすみません。今少しだけお時間よろしいですか?」という聞き方では、相手の受ける印象はまるで違ってきます。前者は自分都合、後者は相手への気遣いから入っているのが一目瞭然です。当たり前のようですが、忙しい時ほど忘れてしまいがちなことではないかと思います。「場の空気を読んで、声がけのタイミングを調整する」という作業ができていればさらに良いとは思いますが、その人との相性、得手・不得手の個人差が生じるため、こちらのやり方をおすすめします(言葉遣いは関係性に応じてチューニングしてください)
本日のコミュニケーション処方箋:聞きたいことができたら、まず相手への気遣いから始めよう。
今日はこのへんで失礼いたします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。