学校に居場所がない子供は大勢います。普通クラスでも特別クラスでもない子。
私も長年の刷り込み、すなわち「学校に行かなくてはならない」がなかなか取れず、
夜中徘徊する子供を見ては「学校にいきたくないんだな」と頭ではわかっていましたが、翌朝また、子供を学校に行かせてしまいます。
学校そのものに疑問を抱いても、長年の「洗脳」が学校イコール行くべきもの、と。それに、
小学1年生なのに、下校時間が遅く、私は子供と一緒に帰宅して、すぐに御飯を作らなくてはならず、学校に行くことを考える時間がありませんでした。毎日があわただしく、あっという間に1日を終えるような日々でした。
アトピーなのに、ギョウチュウ検査をしたときも、疑問をいだきましたが、(これは、私が小学生のころよりありました。昭和40年、50年の話です。
小学校で子供と一緒に1日を過ごし、学校の先生の多忙を極める姿、そして、学校の先生の人としての質の悪さ、先生の生徒に対する暴力などを目のあたりにしとのと、
決定打になったのは、登下校えずく子供の姿を見て、私と同じパニック障害になってはならないと、
ようやく学校から子供を離すことができました。
情報がなく、学校から離れてすぐに、私は子供にも「友達が必要だろう」とフリースペースに入会。
そこで主催された、内田良子先生の講演会で「ホームエデュケーション ホームスクーリング」という教育法を知りました。
やがてフリースペースにも通えなくなり、
後で知りましたが、登校渋りが起き始めた子は、
エネルギーロスの状態なので、充電期間が必要であること、
フリースクールに無理やり通わせることはしないこと。
なぜなら、子供がそこにもかよえなくなったら、
学校も、フリースクールにもいけないことという
子供が二重に傷つくことになる、という情報があとから入ってきました。
子供は深く傷つき「死んでもいいか」と何度も私に聞いてきました。
深く傷つく息子を見て私は後悔しました。
情報が次から次へと入ってきたのもホームエデュケーションの仲間にであってからでした。
学校に行くことができるこは、ほんの一握り。
不登校の子のほとんどが家で過ごしていること(ホームエデュケーション、ホームスクーリング)。
内田良子先生の講演会でホームスクーリング、ホームエデュケーション、という教育法をしり、子供は家で育てようと、私は決心しました。
24時間子供と一緒にいると煮詰まってしまいます。
そこで、私一人で児童精神科医に相談しに行きました。
お世話になった児童精神科医からは「お母さん、子供の今の年齢から9引きなさい、引いた数が本当の年齢」
と話され
私は9は引きすぎだ、じゃあ、5引いてみよう。
と、5を引いたら、子供にぴったし。
子供はゆっくりと成長するタイプの子供で集団行動はそもそもあいませんでした。
子供の成長のペースに合わせて子供を育てるといいよ、と二人の私の通院時に子供を預かってくださったシッターさんが言いました。
二人の人が同じことを言ったので、この言葉は真実だと私は思いました。
子供のペースに合わせてストレスのかからない環境を作ろう、と私は実行しました。
あとから入ってきた情報では、
嫌いと好きがはっきりし好きな物事には時間を忘れて無我夢中になる子、
聴覚より視覚からの情報の方が記憶に定着しやすい子、
こういう子供は時間割のある学校、
言葉で説明する教育はあいません。
今は多様な学びの時代、です。お子様のために家で安心して成長できる場を作ってください。
家にいると一日が長いので、テレビやゲームを許してあげてください。
本人が興味のある特異な分野を伸ばしてあげて。
不登校の子は学校に関係するありとあらゆるものが不安の対象になります、
学校、学校関係者、電話、プリント、登下校の時間
親御さんが学校から守ってあげてください。盾になってあげて。
学校教育は富国強兵制度の名残です。
サラリーマン養成所です。
私たちは学校にいかなければならない、と長い間洗脳されています。学校に行かなければ死なずにすんだ子供がたくさんいます。
学校、就職、結婚というレールからはずれてしまうと、
親は焦ります。また、人の目を気にするでしょう。
親戚などの集まる場所など親が守ってあげてください、親戚だからと無理につきあう必要もありません。
子供は家にいても成長し続け、変化し、やがて部屋から出、いろいろなところにいくようになります。
子供のことで悩みはつかないでしょう。しかし、子供がいるからこそ、親という役割をさせてもらっているのです。
子供を通して親も成長できるのです。
親も自分の時間を持ちましょう。趣味でも、仕事でもいいです。
子供から離れる時間が必要です。
ゆっくりでも、確実に子供は成長します。
子供が成長するのを信じ子供を信頼しましょう。