人々が神とともに生きる、
インド・スジャータ村。
生まれたときから神さまが身近で
祈る行為が日常の中にある。
生活は宗教の一部。
宗教は生活の一部。
例えば・・・
普段はチキンを食べる
食いしん坊な20代の青年も、
ヒンドゥーの教えで
ベジタリアンになるべき月は
ひと月の間、肉食をしない。
各家庭では、毎日、2回は
ヒンドゥーの祭壇に祈りを捧げ、
瞑想を日課にする人も多い。
（瞑想する10代の少年）
それは昔々から人々が
繰り返してきた当然のことで、
微塵の疑いも抱かない。
幼い小学生の少女が、一家を代表して
毎日お寺にお参りに行く係というのも
珍しい話ではない。
（村で出逢ったお祈りのためのろうそくを持つ少女）
それに、インドでは、どの学校も、
毎日お祈りから始まるという。
それは、強制ではなく、
当然のことで、
神さまに祈るのは
心からの喜び。
宗教が政治だけでなく
教育や政治や、その他人目につくところから
消えてしまっている日本とは全く違う。
スジャータ村の人々のもつ
確固たる自信というか、
ゆるぎない自分の存在への信頼というか、
そういった精神的な強さは
神さまとのつながりに理由があるような気がする。
（スジャータ村の孤児院の夜のお祈り。少年たちの毎日の日課。）
ここスジャータ村で
女性たちに縫製技術を教え、
自活の道を開いている
スジャータ・アシュラムでも
毎朝、祈りから始まる。
先生が前に並び、生徒たちと向かい合って座る。
どんなに忙しくても、欠かさない。
（スジャータ・アシュラムの毎朝の祈りの風景）
その祈りの歌声は澄んでいて、美しい。
何度聞いても、
ピュアで、心が震える。
用事がなくても、ただこの祈りの歌のために
私はアシュラムに通いたくなるくらいなのだ。
（スジャータ・アシュラムでミシンを扱う女性）
From Meera(ミラ)
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